「たかたろう 爽炭酸」と遂に夏が…!

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     21日(水)は深夜からの雨の影響か、少し暑さは和らいでいますが、

    ここのところ梅雨の晴れ間というより真夏に近い暑さになってます。

     

    気温+湿度でジワジワ〜ジトジトと既にやられ始めていて、

    これからの数か月を思うと早くも憂鬱になっています。

     

    昼の配達後にシャワーを浴びて着替える事ができるのは自営業の

    良さで、他の現場仕事の人よりも格段に恵まれてはいますが、

    それでも爽快な気分になるのは一瞬、不快な度合いが10から2に

    軽減する程度です。

     

    現在、通常の酒屋の業務は小規模とはいえ特に悪くはなく、毎週末の

    「角打ち未満」はお陰様で盛況続きですが、その分土曜日の終業後は

    疲労困憊してて、用事のない時の日曜日は出掛けるのを最小限にして、

    回復に努めています。

     

    18日の日曜日は夕方までゆっくりして、それから出掛けました。

     

    行先はキャナルシティの向いに建った新しい建物。

     

    THEATER 010(シアター ゼロテン)

     

    「キカイダー01」と違うのは理解できてますが、

    演劇畑にいた僕には何と形容したらいいのか…

     

    ステージと客席があるので劇場でしょうが、劇場とも違う

    ような気がするし、とにかく贅沢なスペースです(笑)

     

    何か説明し難いスタイリッシュな施設というところでしょうか。

     

    ピアニストの畑野 圭慧(よしえ)さんのバンド編成のライブと、

    腕利きのバーテンダーの女性が作るカクテルと、ミシュラン星付きの

    レストランの食事という庶民感覚だとちょっと尻込みしてしまうような

    コラボです。

     

    日常的にこんな贅沢ができる分ではなく、以前にも記したように

    横浜行きが無くなったので、原酒店の福利厚生企画です♫

     

    ライブ中は当然撮影禁止。

     

    曲の合間にMCの畑野さん(右)とゲストバーテンダーの

    大津 麻紀子さん(左)

     

    何度か観てますが、この夜も完成度の高い素晴らしい

    アンサンブルで「元が取れる」演奏でした。

     

    終演後の畑野さんと。

     

    また福岡でのライブの際は行きたいと思います。

     

     

    天気に恵まれると有難い「角打ち未満」、今週末は…

     

    6月23日(金)・24日(土)

    17:00〜22:00(午後5時〜10時)

    ラストオーダーは21:45

     

    今週末も新しいお酒をデビューさせる予定です。

     

     

    さて本題。

     

    先週も記しましたが「角打ち未満」デビュー済みでも、

    弊ブログでの案内待ちの仲間たちが列をなしてます。

     

    「陸奥八仙 どぶろっく」も入荷しました。

     

    「噴くか?」…今期分はやや大人しいですが、その分

    じっくりと味わいを楽しめると思います。

     

    そして暑くなると「角打ち未満」でもオリジナルの各種ハイボールが

    よく出るようになります。

     

    その中の黒糖焼酎「たかたろう」のハイボール、略して「たかハイ」も

    人気メニューのひとつです。

     

    黒糖焼酎  たかたろう

     

    鹿児島県大島郡喜界町  朝日酒造

     

    原材料  黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)
    アルコール度数 25度  (減圧蒸留)

     
    1.8L       2300円(税込み2530円)
    900ML   1270円(税込み1397円)

     

    これまでの喜界島の朝日酒造さんの黒糖焼酎は原料の風味が

    出やすい常圧蒸留で仕込んでいましたが、この「たかたろう」は

    減圧蒸留で仕込みクセのないスッキリとした風味が特徴です。

     

    スッキリしてますが、わずかに黒糖由来の香りと甘みを感じます。

     

    常圧蒸留と減圧蒸留の違い

     

    そして原酒店の「たかハイ」のような、炭酸割りの缶が本家の蔵元さんから

    新発売されました!

     

    たかたろう 爽炭酸(缶)

     

    アルコール度数 8度(酒税上はスピリッツ)

     

    350ml缶    340円(税込み374円)

     

    「角打ち未満」では「たかハイ」、ご自宅では「たかたろう 爽炭酸」で

    いかがでしょうか?

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    「たかたろう」と「ちょっと贅沢な家飲みセット」とお盆休み

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       東京オリンピックが閉幕し、「禁酒法」から10日ほど経った雨の福岡。

       

      福岡市都市圏では緊急事態宣言と同じく飲食店でのアルコール提供を

      自粛を求めたまん延防止重点措置の期間中で、酒屋本来の仕事は激減
      していますが、雀の涙ほどの月次支援金の提出書類を作ったりで、
      それなりにやらなきゃいけない仕事があるお盆前です。

      遅くなりましたが、お盆休みのお知らせです。

      8月14日(土)・15日(日)・16日(月)はお休みをいただきます。

       

      「角打ち未満」はお休み中ですが、13日(金)の15:00〜19:00

      (午後3時〜7時)は「角打ち未満」の時と同じように僕とE子さんが

      店内で接客します。

       

      お盆休みに入っていますが、14日(土)の15:00〜19:00

      (午後3時〜7時)だけ金曜日と同じように店を開けます。

       

      お酒選びの一助になればと思います。

       

       

      前回記した「最新旧型機クロックアップサイリックス」の

      「科学と学習」の5月から延期した公演。

       

      何とか実現にこぎ着け、8月8日の日曜日に観に行きました。

       

      福岡サンパレス・ホテル&ホールの1階の一部を劇場に

      改装した小スペース「博多湾岸劇場 扇貝」ですが、

      ホテル&ホールのレストランのカレーが美味しいので、

      ソワレ(夜公演)の前に食べてから観劇しようと、

      計画性に乏しい僕にしては珍しく事前に計画してました。

       

      「角打ち未満」の常連のお客様で福岡の文化人でもある

      キースさんを誘って行ったのですが…

       

      コロナ禍の影響か、レストランは16:30で一般のメニューは

      終了で、コースのみの営業になってました。

       

      カレーにありつけず近くにカフェもなく、仕方ないので駐車場に

      入れた車を再び出して「ベイサイドプレイス博多」へ…

       

      そこのバーガーショップに入ったら、同じようにレストランの当てが

      外れた福岡の女優さん「こがきょ」さんとその友人Tさんと合流。

       

      一緒にお茶したメンバーと開演前の客席での一枚。

       

      「今」に鋭く切れ込んだ舞台でした表現できないであろうお芝居、

      見応えがあってキースさんを誘った甲斐がありました。

       

       

      本題に入ります。

       
      先月も案内しましたが、喜界島の朝日酒造さん唯一の減圧蒸留ものの

      黒糖焼酎です。

       
      減圧蒸留をザックリと説明すると、通常の大気圧で熱を加えると(常圧蒸留)
      沸点は100℃ですが、蒸留器の中を真空状態のように減圧すると40℃あたりが
      沸点になるそうです。

       
      沸点が低いと純粋にアルコールと水を抽出しやすくなり、雑味の少ない
      すっきりとした味わいになります。

       
      芋焼酎は常圧蒸留が多いですが、減圧蒸留でいわゆる「芋臭くない」ものもあり、
      「海」とか、微減圧でしょうが「富乃宝山」が代表的な減圧蒸留芋焼酎です。

       
      黒糖焼酎では量販店でもお目にかかれる「れんと」や「里の曙」とかは
      減圧蒸留ものです。

       
      この「たかたろう」は飲み易さ一辺倒ではない「微減圧」だと思われます。


       黒糖焼酎  たかたろう

       
      鹿児島県大島郡喜界町  朝日酒造


      原材料  黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)
      アルコール度数 25度  (減圧蒸留)

       
      1.8L       2190円(税込み2365円)
      900ML   1180円(税込み1285円)

       
      スッキリしてますが、わずかに黒糖由来の香りと甘みを感じます。


      「たかたろう」とはこういう意味だそうです。

       

      原酒店はこの夏は爽やかな「たかたろうハイボール」、略して

      「たかハイ」推しでいっているので再度アップしました。

       

       

      そして先月に続いて「ちょっと贅沢な家飲みセット」


      弊ブログの読者の方にはもうお馴染みでしょうが、外れ無しの

      強力な芋焼酎の4本セットで家飲みしませんか?

       

      見慣れた方には「またか?」かも知れませんが、手前味噌ですが

      この4本を正規の価格での販売ってのはそうそうないのです。

       

      今回は「6セット」販売予定ですが、この4本でお盆休みや
      残暑の家飲みを楽しんでいただけたらと思います。

       

      各銘柄の説明は弊ブログの以前の項を参照してください。


      さつま寿    1.8L    1867円(税込み2054円)
      神座          1.8L    2495円(税込み2745円)
      薩摩茶屋    1.8L    1830円(税込み2013円)
      村尾          1.8L    2600円(税込み2860円)


      合計  8792円(税込み9671円)

       

      おひとり様1セットで、ご希望件数が多く用意している
      数を越えた場合は、一旦締め切らせてもらって個別に
      連絡いたします。

       

      ゆうパック送料 100サイズ(税込み)


      福岡県内              985円
      九州・中国         1023円
      沖縄                  1208円
      四国・近畿         1108円
      北陸・東海         1200円
      関東・甲信越      1355円
      東北・北海道      1554円


      ご希望の方はお手数ですが、メールアドレス
      sakayanohara@yahoo.co.jp
      もしくはFAX  092-741-1230  にて
      ご連絡・お問い合わせをお願いいたします。


      facebookやLINE等、SNSで原と繋がっている方は
      そちらから連絡されても結構です。


      ※数量管理の都合上、お電話での申し込み・
      お問い合わせはご遠慮願います。


      ※6本入りの箱で送りますのであと2本分余裕があります。
      同送ご希望の方は焼酎でも日本酒でも構いませんので、
      弊ブログを参照して同送の商品を決めてください。

       

      宜しくお願いいたします。

      >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



      「たかたろう」と「たかハイ」で清涼感を!

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         テレビの夜のニュースで明日の予想最高気温を見て

        ため息をつく日々が始まりました。

         

        今年も早や半分が終わり7月。

         

        2021年に入って、まともに商売ができていない上に

        大の苦手な季節が中年男の身に覆い被さってきました。

         

        今日(7月1日)は暑くて、毎日夏バテ状態の初日だったような…

         

        …そんな事ばかり言ってるのも実は贅沢なのかも知れません。

         

         

        どんな悪条件下でも生きる命がそこここにあります。

         

        6月最後の日、何処から出てきたのか?店前で移動する(歩く?)

        蝉の幼虫がいました。

         

        コンクリートでは羽化し難いと思ったので、夏みかんの木に移すと

        一つ一つ引っ掻くように上に登りました。

         

        翌7月1日、夏みかんの木を見上げると抜け殻が…

         

        無事に羽化したようです。

         

        目を凝らすと…

         

        隣の枝に成虫が。

         

        まだ飛べないのでしょうか?じっとしています。

         

        鳴かないのはメスでしょうか?

         

        天敵の鳥に襲われないように短い生命を全うしてほしいです。

         

         

        …暑さや現状にため息をついても、小さな命を想う感受性がある内は

        僕もまだまだ大丈夫そうです(笑)

         

         

        福岡県では新規陽性者数が落ち着いているので、服部知事が経済を

        回す為にもまん延防止措置を前倒しで解除するように政府に要請した

        のですが、西村大臣に却下されたそうです。

         

        我慢しろ、でも十分な補償はしないじゃやってられませんが、

        「変則・角打ち未満」は元気に営業します!

         

        7月2日(金)・3日(土) 15:00〜19:00

                  (午後3時〜7時)

         

        消毒と換気には充分気を付けています。

         

        仕方なく中途半端な時間帯ですが、お待ちしております。

         

         

        前々回も記しましたが「角打ち未満」のハイボールのおさらいを。

         

        店内では銘柄の入れ替わりはありますが、日本酒は40種類以上、
        焼酎は20種類以上は常時楽しめますが、暑くなってきたこの時期に
        おすすめなのが特製ハイボール。

         

        市販の強炭酸4〜6気圧よりも高い7気圧の強炭酸で仕込んでいます。

         

        アルコール度数は各銘柄に合うように割り水して調整しています。


        ★純米カルピスハイボール…300円
        純米酒をアルコール度数を調整してカルピスを足して強炭酸。
        乳酸発酵同士で日本酒とカルピスは相性がいいのです。

         

        ★夏の利八ハイボール…300円
        炭酸水割りによく合う夏の利八をアルコール度数調整して強炭酸。
        ほんのり香る芋香がフルーティで爽やかです。

         

        ★たかハイ(たかたろうハイボール)…300円
        減圧蒸留の黒糖焼酎「たかたろう」をアルコール度数調整して強炭酸。
        微かに黒糖の香りを残してのど越しが抜群です。

         

        ★デュワーズハイボール…300円
        デュワーズ・ホワイトラベルをアルコール度数調整して強炭酸。
        唯一のウイスキーを使ったハイボール。

         

        ★三河ハイ(三河みりんハイボール)…400円
        無添加の純米本みりんの自然な甘みを生かした強炭酸ハイボール。
        当店「角打ち未満」の隠れ看板銘柄。


        以上5種類ありますので、お越しの際は試してみてください♪

         

         

        そして今回紹介するのは「たかハイ」の黒糖焼酎「たかたろう」

         

        このブログで案内する焼酎は個性豊かな常圧蒸留ものがほとんどですが、
        ジメジメ気候に対抗できる清涼感のある減圧蒸留ものもあります。
         
        喜界島の朝日酒造さん唯一の減圧蒸留ものです。
         
        減圧蒸留をザックリと説明すると、通常の大気圧で熱を加えると(常圧蒸留)
        沸点は100℃ですが、蒸留器の中を真空状態のように減圧すると40℃あたりが
        沸点になるそうです。
         
        沸点が低いと純粋にアルコールと水を抽出しやすくなり、雑味の少ない
        すっきりとした味わいになります。
         
        芋焼酎は常圧蒸留が多いですが、減圧蒸留でいわゆる「芋臭くない」ものもあり、
        「海」とか、微減圧でしょうが「富乃宝山」が代表的な減圧蒸留芋焼酎です。
         
        黒糖焼酎では量販店でもお目にかかれる「れんと」や「里の曙」とかは
        減圧蒸留ものです。
         
        この「たかたろう」は飲み易さ一辺倒ではない「微減圧」だと思われます。

         黒糖焼酎  たかたろう
         
        鹿児島県大島郡喜界町  朝日酒造

        原材料  黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)
        アルコール度数 25度  (減圧蒸留)
         
        1.8L       2190円(税込み2365円)
        900ML   1180円(税込み1285円)
         
        スッキリしてますが、わずかに黒糖由来の香りと甘みを感じます。
         
        原酒店はこの夏、「たかハイ」推しで行こうと思ってます。

        「たかたろう」とはこういう意味だそうです(笑)

        >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



        「壱乃醸 朝日」「飛乃流 朝日」とゆるやかな一歩目

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           福岡県では5月14日に緊急事態宣言が解除され、ゆっくりと慎重に

          再スタートを切ってますが、原酒店の週末限定「角打ち未満」も

          5月22日(金)・23日(土)に再開しました。

           

          写真のように入り口を開放して外にも小さなテーブルを出して

          準備しました。

           

          密にならない程度のお客様でよかったのですが、予想通りというか

          予想以上に閉口したのが蚊と虫が店内に無断で入ってくる事。

           

          蚊取り線香3つと虫コナーズ2つで対応しましたが、お客様よりも躊躇なく

          入店してきて、店内をウロウロするだけで何も買ってくれません。

           

          そしてこの2か月間、体を甘やかせてきたツケが…滅茶苦茶疲れました!

           

          本日日曜日は疲労回復に努めています。

           

          今週よりも来週〜で、少しずつ前に進みます。

           

           

          その「角打ち未満」でも推している奄美群島・喜界島の黒糖焼酎「朝日」シリーズ。

           

          福岡では黒糖焼酎が弱いと先述した事がありますが、原酒店から少しずつでも

          黒糖焼酎の良さを広めていきたいと思っています。

           

          黒糖焼酎  壱乃醸 朝日

                     (いちのじょう あさひ)

           

          鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

           

          原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)・米麹(タイ米・黒麹)

          アルコール度数 25度

           

          1.8L   2905円(税込み3196円)

          720ML 1476円(税込み1624円)

           

          四代目社長、喜禎(きてい)浩之さんが東京農大醸造科卒業後、

          修行を終えて島に帰って考案し、造り出した一品です。

           

          通常の黒糖焼酎は米1:黒糖2の割合で仕込みますが、この焼酎は

          通常の2.5倍の黒糖を使用し黒麹で仕込んでいます。

           

          黒糖のしっかりした風味を感じる事ができ、コクがあります。

           

          ロックはもちろん、薄めのお湯割りや水割りでも

          腰くだけにならない味わいでキレも良いです。

           

          味の濃い料理との相性がいいのは黒糖焼酎共通だと言えます。

           

          特筆すべきは原料つながりで、黒糖との相性は最高です!

           

          「黒糖を多く使っていると甘くなるんじゃないか?」

           

          そう考える方も多いと思われますが、糖分はアルコール発酵時の

          酵母の栄養分で、酵母がアルコールと炭酸ガスに変えていきます。

           

          さらに糖分は蒸留時に気化しませんので、黒糖の甘い香りと

          ほのかに甘い味わいは残ってますが、糖質は0なのです。

           

          芋焼酎もそうですが黒糖焼酎の甘みは米麹由来の部分も多く、

          多くの黒糖を使用するとキレが良くなると考えてもらって

          構わないようです。

           

           

          飛乃流 朝日(ひのりゅう あさひ)

           

          鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

           

          原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

          ・米麹(国産米・白麹)

          アルコール度数 25度

           

          1.8L   2666円(税込み2933円)

          720ML 1380円(税込み1518円)

           

          「壱乃醸 朝日」は麹米にタイ米を使い、通常の2.5倍の

          黒糖を使ってパンチがあり、キレが良い味わいですが、

          この「飛乃流 朝日」は黒糖の量は抑え、麹米に国産米を

          使用しています。

           

          因みにタイ米はあの1993年(平成5年)の米不足で

          緊急輸入してから、焼酎の麹米として普及しました。

           

          タイ米は主食米としては不評でしたが怪我の功名というか、

          吸水が一定していて、蒸してもポロポロとしてて米粒の

          捌けが良く、味わいにもコクが出て、焼酎の麹米としては

          とても相性の良い米です。

           

          国産米を麹米に使っている「飛乃流 朝日」は比較的

          あっさりとしていて、お湯割り・水割り・ロック等

          どんな飲み方でも合い、どんな料理にも合わせやすいのが

          特徴です。

           

          そんなやや淡白な印象の「飛乃流 朝日」に「これ」を

          少々加えるとガラリと表情が変わります。

           

          以前紹介した「ナツメグパウダー」。

           

          黒糖焼酎らしさを消さずに黒糖が引き立ちます。

           

          邪道かも知れませんが、試してみる価値はあります。

           

          「角打ち未満」でも「味変」を体験できますよ!

          >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



          「南の島の貴婦人」「陽出る國の銘酒」…家飲みの冷凍庫に高濃度の黒糖焼酎を!

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             新型コロナウイルス対策支援の特別定額給付金(例の10万円)

            の受付けが始まりました。

             

            僕とE子さんはマイナンバーカードを持ってないので書類の

            郵送待ちですが、うちの両親はカードを持っているので僕が

            ネットで申請してみました。

             

            やってみて…こりゃ高齢者にはネット申請は煩雑過ぎる!

             

            パソコンでやってみたけど、結局ICカードリーダーが無いと不可能。

             

            個人宅にICカードリーダーなんてありますか?

             

            結局、足かけ2日かけてスマートフォンにて申請完了。

             

            次は事業者向けの持続化給付金の申請作業にかかります。

             

             

            これを書いてるのが5月3日(明けて4日)の深夜。

             

            緊急事態宣言が1か月程度の延長が正式に発表される前です。

             

            しかし今月一杯我慢すれば事態は収束に向かうのでしょうか?

             

            誰も知らない行先に向かっている列車に乗っている気分です。

             

             

            間違いないのは、これで原酒店の売り上げ激減状態が5月も

            続くのがほぼ確定したという事くらい。

             

            ため息ばかりついてても仕方ないので、まずは3月4月と変わらず

            今できる事をやるのみです。

             

            愛飲家の皆さんも家飲み続行確定ですよね?

             

            こちらもブログ更新の頻度を上げて、スーパーや量販店にはない

            おすすめの家飲みのお酒を案内していきます。

             

             

            現在発売されている雑誌「dancyu」のムック本「読本 本格焼酎。」

             

            世界の蒸留酒の中の本格焼酎という切り口になっていて、焼酎ブームが

            過ぎた後の「焼酎新時代」を切り開いて、新たなファンを開拓していこう

            という意欲が感じられる一冊になってます。

             

            家飲みのお供にいかがでしょう?

             

            最後に近いページに奄美群島の黒糖焼酎の小さな特集があります。

             

            今回は黒糖焼酎の案内、それも飲食店にはあまり置いてなくて、

            主にバーとかで飲めるアルコール度数の高いものを家飲みで

            楽しんでもらって、すこしでもstay homeを充実したものに

            と考えています。

             

            高濃度のお酒が苦手な方は単に読み物として眺めてください(笑)

             

             

            以前も記しましたが、おさらい的に奄美群島の黒糖焼酎とは…

             

            黒糖は奄美群島(沖縄もですが)の特産品で、昔から泡盛や黒糖酒を

            造っていたそうです。


            終戦後の1946年(昭和21年)から1953年(昭和28年)
            までアメリカの占領下におかれ、その間黒糖を本土に

            移出できませんでした。

            米が足りなくなり泡盛は造らなくなりましたが、
            余剰品となった黒糖で蒸留酒を造ってました。

             

            サトウキビが原料の蒸留酒では「ラム」が有名です。
            ラムは酒税法上「スピリッツ」になり、焼酎よりも

            酒税が高くなります。


            日本に返還されてから、これまでの実績が考慮され
            「米麹」を使うという条件で、奄美群島だけ特例で
            ラム(スピリッツ)よりも税率が安い「黒糖焼酎」が

            認められました。

             

            酒税法で焼酎の発酵の原料に「糖類を使用してはならない」

            とあるので、上記の経緯から奄美群島だけの特例なのです。



            「米麹」を使う為、麹由来のまろやかさやコクがあり、
            「ラム」とは違う黒糖焼酎の個性になってます。

             

            黒糖焼酎を飲まれた事がない方は、イメージ的に「甘い」と

            思われるかも知れません。

            実際には、発酵中に糖分は酵母の栄養分となるので、甘みが

            減少してゆきます。

            さらに蒸留するので、他の焼酎と同じく糖質はゼロなので

            スッキリとした飲み口です。

            銘柄によっては辛口もあるんです。

            もちろん黒糖由来のコクのある甘い香りは残っています。

             

             

            で、今回紹介するのは喜界島の朝日酒造さんの2銘柄。

             

            代表銘柄は「朝日」、25度と30度があります。

             

            地元・喜界島では伝統的に30度が愛飲されているそうです。

             

            地元では「夏でもお湯割りで」が多いそうですが、水割り・

            ロック(特にクラッシュアイスは絶品)・ソーダ割り…

             

            コクはあるけどクセはないので、どんな飲み方でも美味しくいただけます。

             

            あと、この蔵元さんというか喜界島の特徴は「水」。

             

            奄美群島でも喜界島・与論島・沖永良部島は珊瑚礁が隆起してできた島で、

            石灰質が多い土壌です。

             

            地下水もミネラル分を多く含んだ硬水で、仕込み水・割り水も硬水になります。

             

            アルコール度数25度の焼酎だったら75%は水、30度だったら70%は水ですから、

            焼酎の味わいに水は大きな役割を果たしています。

             

            有名な「灘の宮水」も中硬水ですが、ミネラル分が多いと酵母が活動し易く、

            アルコール発酵がスムーズに進むそうです。

             

             

            そして主原料の黒糖は焼酎の原料の中で一番高価です。

             

            その黒糖の元になるサトウキビは、地域振興策で沖縄産が一番安価なので

            多く使用されていますが奄美産、そして喜界島産も使用しています。

             

            朝日酒造さんではサトウキビを自社栽培し、自社製糖もしているので

            その収穫から工程の画像をいくつか紹介します。

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

             

            こうして出来上がった黒糖を再び熱で溶かし、一次仕込みで

            アルコール発酵させた米麹に加えます(二次仕込み)。

             

            二次仕込みでアルコール発酵を終えた醪(もろみ)を蒸留しますが、

            水とアルコールの沸点の違いで、蒸留の最初のほうはアルコール度数が

            70〜80度の非常に高い液体(焼酎)が垂れてきます。

             

            これを初垂れ(ハナタレ)と呼びます。

             

            酒税法上、焼酎はアルコール度数45度以下に規定されているので、

            (しれ以上の度数はスピリッツに分類され別の製造免許が必要です)

            ギリギリ45度以下に割り水されたものが商品化されています。

             

            南の島の貴婦人

             

            鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

             

            原材料 黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)

            アルコール度数 44度

             

            300ML 2000円(税込み2200円)

             

            割り水してアルコール度数を45度以下にしますが、

            鮮烈な香りと舌触りが楽しめるのは変わりません。

             

            冷凍庫に入れてもアルコール度数が高いので凍りません。

             

            それをグラスに注ぐとピュアな黒糖の香りと、水分は半分凍って

            ますのでトロリとした何とも言えない感触が楽しめます。

             

            現在はお休みしている週末限定「角打ち未満」でも冷凍ストッカーに

            常時入れていて、いつでも楽しめるようにしていますが、ご家庭の

            冷凍庫でももちろんできます!

             

            酒名「南の島の貴婦人」の由来のオオゴマダラ蝶。

             

            オオゴマダラ蝶はマダラチョウ科で、羽には白地に黒のマダラ模様、

            羽を広げると15センチメートルもある大型の美しい蝶で、優雅に舞う

            姿から「南の島の貴婦人」とも呼ばれています。


            喜界島が北限と見なされていて、町は「オオゴマダラ保護条例」を

            制定して保護しています。

             

             

            朝日酒造さんは上記のように1999年からサトウキビの自社栽培を始め、

            収穫したサトウキビを製糖し、仕込んだ焼酎の原酒がこれです。

             

            陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ) 2001年ヴィンテージ

             

            原材料 黒糖(喜界島産)・米麹(国産米・白麹)

            アルコール度数 出来高(44〜41度)

             

            360ML 2857円(税込み3143円)

             

            陽出る国(ひいずるしま)とは喜界島が奄美群島の一番東に位置し、

            最初に朝日が昇る事を意味しています。

             

            「せえ」とは「酒」の喜界島の方言です。

             

            今回案内する分はその自社産のサトウキビを最初に使用した

            2001年ヴィンテージです。

             

            原酒を5年間熟成させ瓶詰して、更に瓶内熟成が進んで

            いますので19年古酒になります。

             

            トロリとして高度数のアルコールの刺激をほとんど感じさせません。

             

            飲み方としてはチェイサー(水)を横に置いてのストレートと、

            上記の冷凍庫に入れたパーシャルショットをおすすめします。

             

            ウィスキーにチョコレートが合うように、黒糖焼酎には

            当たり前ですが黒糖が最高に合います。

            >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



            「たかたろう」…ロック・水割りそしてソーダ割りが最高な黒糖焼酎!

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               更新が滞っていますが、新しいお酒は続々と入荷しています。

               

              提出しなければいけない書類の期限が迫っていて、この数日は

              そちらに掛かりっきりで手が空きませんでした。

               

              そんな中でも9日の日曜日、糸島方面への買い物ついでに

              夏の休日恒例?の「白糸の滝」に行ってきました。

               

              山の方は今にも降り出しそうでしたが、何とか持ちました。

               

              天然のクーラーが効いてて暑がりの僕でも少しヒンヤリ感じます。

               

              下界は紫陽花が綺麗な季節ですが、山はもう少しですね。

               

              滝壺の少し下のヤマメの放流というか、釣り堀状態の場所。

               

              梅雨以降、雨量が増えたらもっと豪快な滝になります。

               

              ヒンヤリしたのでここでのお約束の裸体はお預けです(笑)

               

               

               

              ジメジメの梅雨がそこまで来ています。

               

              このブログで案内する焼酎は個性豊かな常圧蒸留ものがほとんどですが、

              ジメジメに対抗できる清涼感のある減圧蒸留ものもあります。

               

              今回紹介するのは黒糖焼酎「たかたろう」。

               

              喜界島の朝日酒造さん唯一の減圧蒸留ものです。

               

              減圧蒸留をザックリと説明すると、通常の大気圧で熱を加えると(常圧蒸留)

              沸点は100℃ですが、蒸留器の中を真空状態のように減圧すると40℃あたりが

              沸点になるそうです。

               

              沸点が低いと純粋にアルコールと水を抽出しやすくなり、雑味の少ない

              すっきりとした味わいになります。

               

              芋焼酎は常圧蒸留が多いですが、減圧蒸留でいわゆる「芋臭くない」ものもあり、

              「海」とか、微減圧でしょうが「富乃宝山」が代表的な減圧蒸留芋焼酎です。

               

              黒糖焼酎では量販店でもお目にかかれる「れんと」や「里の曙」とかは

              減圧蒸留ものです。

               

              この「たかたろう」は飲み易さ一辺倒ではない「微減圧」だと思われます。

               

              黒糖焼酎  たかたろう

               

              鹿児島県大島郡喜界町  朝日酒造


              原材料  黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)

              アルコール度数 25度  (減圧蒸留)

               

              1.8L       2190円(税込み2365円)

              900ML   1180円(税込み1285円)

               

              おすすすめはソーダ割りの「たかたろうハイボール」、略して「たかハイ」。

               

              原酒店はこの「たかハイ」推しで行こうと思ってます。

               

              「たかたろう」とはこういう意味だそうです。

               

              ちなみに僕は「けんじろう」ですが、喜界島の古い方言とは

              関係ないようです。

               

              コクとか深みなら常圧蒸留ものが勝ります。

               

              朝日酒造のレギュラー酒「朝日」以外にも、原料比率や製法に工夫を凝らした

              常圧蒸留ものの「壱乃醸」と「飛乃流」はおすすめです。

               

              黒糖焼酎  壱乃醸 朝日

                         (いちのじょう あさひ)

               

              鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

               

              原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)・米麹(タイ米・黒麹)

              アルコール度数 25度

               

              1.8L  2905円(税込み3137円)

              720ML 1476円(税込み1594円)

               

              四代目社長、喜禎(きてい)浩之さんが東京農大醸造科卒業後、

              修行を終えて島に帰って考案し、造り出した一品です。

               

              通常の黒糖焼酎は米1:黒糖2の割合で仕込みますが、この焼酎は

              通常の2.5倍の黒糖を使用し黒麹で仕込んでいます。

               

              黒糖のしっかりした風味を感じる事ができ、コクがあります。

               

              ロックはもちろん、薄めのお湯割りや水割りでも

              腰くだけにならない味わいでキレも良いです。

               

              味の濃い料理との相性がいいのは黒糖焼酎共通だと言えます。

               

              特筆すべきは原料つながりで、黒糖との相性は最高です!

               

              「黒糖を多く使っていると甘くなるんじゃないか?」

               

              そう考える方も多いと思われますが、糖分はアルコール発酵時の

              酵母の栄養分で、酵母がアルコールと炭酸ガスに変えていきます。

               

              さらに糖分は蒸留時に気化しませんので、黒糖の甘い香りと

              ほのかに甘い味わいは残ってますが、糖質は0なのです。

               

              芋焼酎もそうですが黒糖焼酎の甘みは米麹由来の部分も多く、

              多くの黒糖を使用するとキレが良くなると考えてもらって

              構わないようです。

               

              飛乃流 朝日(ひのりゅう あさひ)

               

              鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

               

              原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

              ・米麹(国産米・白麹)

              アルコール度数 25度

               

              1.8L  2666円(税込み2879円)

              720ML 1380円(税込み1490円)

               

              「壱乃醸 朝日」は麹米にタイ米を使い、通常の2.5倍の

              黒糖を使ってパンチがあり、キレが良い味わいですが、

              この「飛乃流 朝日」は黒糖の量は抑え、麹米に国産米を

              使用しています。

               

              因みにタイ米はあの1993年(平成5年)の米不足で

              緊急輸入してから、焼酎の麹米として普及しました。

               

              タイ米は主食米としては不評でしたが怪我の功名というか、

              吸水が一定していて、蒸してもポロポロとしてて米粒の

              捌けが良く、味わいにもコクが出て、焼酎の麹米としては

              とても相性の良い米です。

               

              国産米を麹米に使っている「飛乃流 朝日」は比較的

              あっさりとしていて、お湯割り・水割り・ロック等

              どんな飲み方でも合い、どんな料理にも合わせやすいのが

              特徴です。

              >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



              「壱乃醸 朝日」「飛乃流 朝日」と博多どんたく

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                 ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか?

                 

                祝日も店は閉めたままで午前と夕方、飲食店さんへの配達を

                しているので、僕は普段とあまり変わらない連休中です。

                 

                ゴールデンウィーク後半の店休日と営業日です。

                 

                 3(木・祝)休み    4(金・祝)営業    5土・祝)休み    6(日)定休

                 

                4日は店を開けてますので、よろしくお願いいたします。

                 

                ただいつもと少し違うのは、E子さんが実家に帰省している為、

                柔軟な肉体でストレッチするこの方のお世話が帰宅後にあります。

                 

                ここに越して1年以上経ち、完全に自分の縄張りになったようで

                脱走の心配がほとんど無くなったジミロン君。

                 

                朝から晩まで留守番なので、僕が帰ってくると甘えてきて
                特に朝はかなり安眠妨害されてます。

                 

                野良出身なので正確にはわかりませんが、推定年齢4歳…

                 

                猫の4歳は人間だと30代半ばのオッサンの筈ですが、

                去勢しているせいか子猫のような細い声で、人間の

                オッサンにくっ付いて離れません(笑)

                 

                 

                去年まで3年間生活していた付近の小学校横。

                 

                ジミロン君との散歩道だった油山川には鯉のぼりが翻っています。

                 

                北側の橋から撮ってますが、年々数が増えているようです。

                 

                こちらは南側の橋からですが、この時期は橋と橋の間300m程が

                鯉のぼりで一杯になって壮観です。

                 

                 

                5月3日・4日は博多3大祭りのひとつ「博多どんたく」です。

                 

                「どんたく期間中は雨が降る」

                 

                福岡ではこんなジンクスがありますが、3日の雨予想が1日

                早まったようで、パレードや野外イベントは雨の心配が

                今年はなさそうです。

                 

                毎年書いてる気がしますが、子供の頃は路面電車の軌道を3台走る

                「花電車」を見るのが楽しみでした。

                 

                福岡城のお堀端の通過時間を母親に新聞で調べてもらい、

                「ぼんち可愛いや寝んねしな〜♪」のメロディと共に

                遠くから見えてくる電飾にワクワクしていました…

                 

                いました…が、正直つかみどころが無いお祭りなんですよね。

                 

                「博多祇園山笠」は勇壮な「追い山」だけでなく、華麗な「飾り山」も

                見ものでお勧めなのですが「どんたく」はどこを?…(汗)

                 

                「どんたく隊」に参加している人達は楽しいみたいです(笑)

                 

                ともかく、「どんたく見物」で福岡を訪れる人の数は毎年

                凄まじい数です。

                 

                面白かろうが面白くなかろうが晴天であってほしいです。

                 

                好天で人手が多いと飲食店さんも賑わいます。

                 

                となると、間接的に原酒店もその恩恵に与ります。

                 

                 

                打算的な話はここまでにして(笑)、ここから本題です。

                 

                去年から新たに特約を結んだ鹿児島県は奄美群島にある

                喜界島の朝日酒造さんの黒糖焼酎。

                 

                次第に暑くなるこの時期に是非味わってほしい焼酎です。

                 

                黒糖焼酎  壱乃醸 朝日

                           (いちのじょう あさひ)

                 

                鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

                 

                原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)・米麹(タイ米・黒麹)

                アルコール度数 25度

                 

                1.8L  2905円(税込み3137円)

                720ML 1476円(税込み1594円)

                 

                四代目社長、喜禎(きてい)浩之さんが東京農大醸造科卒業後、

                修行を終えて島に帰って考案し、造り出した一品です。

                 

                通常の黒糖焼酎は米1:黒糖2の割合で仕込みますが、この焼酎は

                通常の2.5倍の黒糖を使用し黒麹で仕込んでいます。

                 

                黒糖のしっかりした風味を感じる事ができ、コクがあります。

                 

                ロックはもちろん、薄めのお湯割りや水割りでも

                腰くだけにならない味わいでキレも良いです。

                 

                味の濃い料理との相性がいいのは黒糖焼酎共通だと言えます。

                 

                特筆すべきは原料つながりで、黒糖との相性は最高です!

                 

                「黒糖を多く使っていると甘くなるんじゃないか?」

                 

                そう考える方も多いと思われますが、糖分はアルコール発酵時の

                酵母の栄養分で、酵母がアルコールと炭酸ガスに変えていきます。

                 

                さらに糖分は蒸留時に気化しませんので、黒糖の甘い香りと

                ほのかに甘い味わいは残ってますが、糖質は0なのです。

                 

                芋焼酎もそうですが黒糖焼酎の甘みは米麹由来の部分も多く、

                多くの黒糖を使用するとキレが良くなると考えてもらって

                構わないようです。

                 

                飛乃流 朝日(ひのりゅう あさひ)

                 

                鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

                 

                原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

                ・米麹(国産米・白麹)

                アルコール度数 25度

                 

                1.8L  2666円(税込み2879円)

                720ML 1380円(税込み1490円)

                 

                「壱乃醸 朝日」は麹米にタイ米を使い、通常の2.5倍の

                黒糖を使ってパンチがあり、キレが良い味わいですが、

                この「飛乃流 朝日」は黒糖の量は抑え、麹米に国産米を

                使用しています。

                 

                因みにタイ米はあの1993年(平成5年)の米不足で

                緊急輸入してから、焼酎の麹米として普及しました。

                 

                タイ米は主食米としては不評でしたが怪我の功名というか、

                吸水が一定していて、蒸してもポロポロとしてて米粒の

                捌けが良く、味わいにもコクが出て、焼酎の麹米としては

                とても相性の良い米です。

                 

                国産米を麹米に使っている「飛乃流 朝日」は比較的

                あっさりとしていて、お湯割り・水割り・ロック等

                どんな飲み方でも合い、どんな料理にも合わせやすいのが

                特徴です。

                 

                そんなやや淡白な印象の「飛乃流 朝日」に「これ」を

                少々加えるとガラリと表情が変わります。

                 

                昨年紹介した「ナツメグパウダー」。

                 

                黒糖焼酎らしさを消さずに黒糖が引き立ちます。

                 

                邪道かも知れませんが、試してみる価値はありますよ!

                >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



                黒糖焼酎は米麹を使います。伝統の30度「朝日」

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                   原酒店の目印の大きな夏みかんの木に花が咲く

                  季節になってます。

                   

                  高い部分は実が取れないので、大きな実と花が同時に

                  ついているという不思議な図。

                   

                  長かった今年のゴールデンウィークも終わりましたが、

                  祝日は店を閉めて午前と夕方だけ配達していました。

                   

                  昼は家に帰って昼飯・昼寝でそれなりにリフレッシュできました。

                   

                  リフレッシュついでにゆるい話題を…

                   

                  もう少し暑くなれば離れて寝るでしょうが、最近のジミロン君の

                  寝床は僕の体の上か側面か頭部と決めているようです。

                   

                  E子さんの無断撮影。

                   

                  熟睡してるので記憶はありませんが、ジミロン君がゴソゴソ

                  する度に僕は苦しそうな呻き声を漏らしているそうです(笑)

                   

                  さぁ、日常モードに戻りまして…

                   

                  4月から喜界島の黒糖焼酎「朝日酒造」さんのラインナップを

                  ヘビーローテーションで紹介してきましたが、今回で一応の

                  区切りとします。

                   

                  おさらい的に奄美群島の黒糖焼酎とは…

                   

                  黒糖は奄美群島(沖縄もですが)の特産品で、
                  昔から泡盛や黒糖酒を造っていたそうです。


                  終戦後の1946年(昭和21年)から1953年(昭和28年)
                  までアメリカの占領下におかれ、その間黒糖を本土に

                  移出できませんでした。

                  米が足りなくなり泡盛は造らなくなりましたが、
                  余剰品となった黒糖で蒸留酒を造ってました。

                   

                  サトウキビが原料の蒸留酒では「ラム」が有名です。
                  ラムは酒税法上「スピリッツ」になり、焼酎よりも

                  酒税が高くなります。


                  日本に返還されてから、これまでの実績が考慮され
                  「米麹」を使うという条件で、奄美群島だけ特例で
                  ラム(スピリッツ)よりも税率が安い「黒糖焼酎」が

                  認められました。

                   

                  酒税法で焼酎の発酵の原料に糖類を使用してはならない、

                  とあるので上記の経緯から奄美群島だけの特例なのです。



                  「米麹」を使う為、麹由来のまろやかさやコクがあり、
                  「ラム」とは違う黒糖焼酎の個性になってます。

                   

                  黒糖焼酎を飲まれた事がない方は、イメージ的に
                  「甘い」と思われるかも知れません。

                  実際には、発酵中に糖分は酵母の栄養分となるので、
                  甘みが減少してゆきます。

                  さらに蒸留するので、他の焼酎と同じく
                  糖質はゼロなので、スッキリとした飲み口です。

                  銘柄によっては辛口もあるんです。

                  もちろん黒糖由来のコクのある甘い香りは残っています。

                   

                  黒糖焼酎 朝日

                   

                  鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

                   

                  原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

                             ・米麹(タイ米・白麹)

                  アルコール度数 30度

                   

                  1.8L   2181円(税込み2355円)

                  900ML  1142円(税込み1233円)

                   

                  これが100年前の創業以来の代表銘柄「朝日」です。

                   

                  アルコール度数25度もありますが、地元・喜界島では

                  伝統的に30度が愛飲されているそうです。

                   

                  地元では「夏でもお湯割りで」が多いそうですが、水割り

                  ロック(特にクラッシュアイスは絶品)・水割り・ソーダ割り…

                   

                  コクはありますがクセはないので、

                  どんな飲み方でも美味しくいただけます。

                   

                  あと、この蔵元さんというか喜界島の特徴は「水」。

                   

                  奄美群島でも喜界島・与論島・沖永良部島は珊瑚礁が

                  隆起してできた島で、石灰質が多い土壌です。

                   

                  地下水もミネラル分を多く含んだ硬水で、仕込み水・

                  割り水も硬水になります。

                   

                  アルコール度数25度の焼酎だったら75%は水、

                  30度だったら70%は水ですから、焼酎の味わいに

                  水は大きな役割を果たしています。

                   

                  有名な「灘の宮水」も硬水ですが、ミネラル分が多いと

                  酵母が活動し易く、アルコール発酵がスムーズに

                  進むそうです。

                   

                  あと灘の酒が「男酒」というようにどっしりとした

                  味わいになるのが硬水の特徴のようで、「朝日」も

                  クセはないけどしっかりとした味わいは水の

                  働きが大きいと思います。

                   

                  主原料の黒糖は焼酎の原料の中で一番高価です。

                   

                  その黒糖の元になるサトウキビは、地域振興策で

                  沖縄産が一番安価なので、多く使用されていますが

                  奄美産、そして喜界島産も使用しています。

                   

                  朝日酒造さんではサトウキビを自社栽培し、自社製糖も

                  しているので画像をいくつか紹介します。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  最後に、素人作のpopですが、ご希望の方には差し上げます。

                   

                  >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



                  「南の島の貴婦人」とG.W.の焼酎の会

                  0

                     何だかんだバタバタと日々を過ごすうちに

                    ゴールデンウィークが近づいてきました。

                     

                    福岡・博多でゴールデンウィークというと、

                    5月3・4日の「博多どんたく」が有名ですが、

                    僕は完全に傍観者です(笑)

                     

                    「あ〜、あそこが通行止めになって○×と

                    ●●あたりが渋滞して仕事し難い!」

                     

                    その程度の認識です。

                     

                    毎年書いていますが、尽力している方々、

                    参加している方々、遠方から来られる方々には

                    申し訳ありませんが、どんたくの何が面白いのか

                    僕にはさっぱりわかりません。

                     

                    子供の頃は花電車(路面電車)は楽しみでしたが…

                     

                     

                    で、傍観者の原酒店は暦通りのお休みをいただきます。

                     

                    しかし毎年そうですが、営業されている飲食店さんも

                    ありますので、日曜日以外は店を閉めたまま配達は

                    やってます。

                     

                    どうしても連休中しか原酒店に行けない…という方が

                    いらっしゃいましたらメールか原の携帯090-8161-8984

                    まで連絡ください。

                     

                    日曜日以外でしたら時間の打ち合わせをした上で、

                    店を開ける事ができると思います。

                     

                     

                    ゴールデンウィーク後半の5月6日の夜、福岡市南区は野間四つ角

                    近くの飲食店さんで「焼酎の会」が開かれます。

                     

                    ここの大将の「焼酎愛」は半端なく、懇意にしている蔵元さんも

                    訪れるお店です。

                     

                    僕は助言程度しかこの企画には関わっていませんが、

                    当日はE子さんと2人で参加する予定です。

                     

                    「原と一緒に楽しもう」と思う方は是非一声お掛けください。

                     

                     

                    1回お休みした喜界島の黒糖焼酎「朝日」シリーズ、

                    今回は高濃度の初垂れ(ハナタレ)焼酎です。

                     

                    南の島の貴婦人

                     

                    原材料 黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)

                    アルコール度数 44度

                     

                    300ML 2000円(税込み2160円)

                     

                    焼酎の蒸留過程は、蒸留初期のアルコール度数70〜80度の焼酎が

                    垂れてくる初垂れ(ハナタレ)→中垂れ→末垂れと次第に

                    アルコール度数が下がってきて、雑味の元も増えていきます。

                     

                    末垂れをカットするタイミングにもよりますが、焼酎の原酒の

                    アルコール度数はだいたい36度〜40度強が多いようです。

                     

                    高濃度の初垂れ焼酎ですが、商品としてアルコール度数が

                    45度以上になりますと酒税法上、焼酎とは認められず

                    「スピリッツ」という扱いとなり、別の製造免許が必要となり

                    酒税も大幅に上がります。

                     

                    その為、割り水してアルコール度数を45度以下にしますが、

                    鮮烈な香りと舌触りが楽しめるのは変わりません。

                     

                    冷凍庫に入れてもアルコール度数が高いので凍りません。

                     

                    それをグラスに注ぐとピュアな黒糖の香りと、水分は半分凍って

                    ますのでトロリとした何とも言えない感触が楽しめます。

                     

                     

                    酒名「南の島の貴婦人」の由来のオオゴマダラ蝶。

                     

                    オオゴマダラ蝶はマダラチョウ科で、羽には白地に黒のマダラ模様、

                    羽を広げると15センチメートルもある大型の美しい蝶で、優雅に舞う

                    姿から「南の島の貴婦人」とも呼ばれています。


                    喜界島が北限と見なされていて、町は「オオゴマダラ保護条例」を

                    制定して保護しています。

                     

                    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



                    「飛乃流 朝日」と村田諒太が遂に!

                    0

                       1月に引っ越してきて以来、というか地域猫だった

                      ジミロン君を捕獲して「うちの子」にして以来、

                      元々懐いていたせいもありますが、同じ寝床という

                      状態が続いています。

                       

                      朝になるとグルグル言いながらザラザラの舌で

                      顔を舐めてくるのですが、これがヤスリで擦られる

                      ようで結構痛く、睡眠を邪魔されてしまいます。

                       

                      E子さん(無断)撮影。

                       

                      少々お見苦しい寝顔になってますので、

                      若干修正を施してます(笑)

                       

                      しかし暖かくなってきてジミロン君の抜け毛がぁ…!

                       

                      布団カバーの上に雪が積もったようになって、

                      コロコロで取っても翌日にはまたうっすら積雪で

                      コロコロも焼け石に水状態。

                       

                      段ボールで箱を作りタオルを敷いて「ロンハウス」を作って

                      あげても、お気に召さないようで寝床にしてくれません。

                       

                      日曜日に猫ベッドを買ってきました。

                       

                      その日は寄り付かなかったのですが…

                       

                      置いて2日目に収まってくれました。

                       

                      このまま寝床にしてくれたら助かります。

                       

                       

                       

                      ロンドンオリンピック・ボクシング金メダリストの

                      村田諒太選手が遂にプロとしての大勝負に出ます。

                       

                      5・20 東京・有明コロシアム
                      ▼WBA世界ミドル級王座決定戦 12回戦

                       

                      暫定王者・アッサン・エンダム(カメルーン)

                      (ハッサン・ヌダム・ヌジカム Hassan N'Dam N'Jikam)
                                       ×

                      同級2位・村田諒太(帝拳)

                       

                      ミドル級は計量時に72.5kgと平均的な体格の欧米人が

                      減量して臨む階級なので、軽量級とは段違いの層の厚さです。

                       

                      小柄な日本人にとっては世界タイトルマッチに辿り着くのも

                      至難の業なのです。

                       

                      ミドル級の頂点にはGGGことゲンナジー・ゴロフキン選手が

                      君臨していますが、ヌジカム(エンダム)選手もトップクラスの

                      ひとりです。

                       

                      村田選手はプロ転向以来、初の世界的強豪との対戦です。

                       

                      欧米人にも全く引けを取らない体格と強靭なフィジカルで

                      プレッシャーをかけ、右ストレートと左ボディブローで

                      相手を圧殺するような戦い方をしてきましたが、上体が固く、

                      やや攻防分離気味で鋭いカウンターの武器も今のところ

                      持ってないようなので、主武器の馬力とパンチ力がはたして

                      プロのトップクラスに通用するのかは未知数です。

                       

                      不利予想ですが、ロンドンオリンピックでも予想を

                      覆して金メダルを獲得した頭脳派ファイターです。

                       

                      また大きな事をやってくれそうな気もします。

                       

                       

                      ブログ601回目の今回も喜界島の黒糖焼酎「朝日」シリーズの紹介です。

                       

                      飛乃流 朝日(ひのりゅう あさひ)

                       

                      鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

                       

                      原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

                      ・米麹(国産米・白麹)

                      アルコール度数 25度

                       

                      1.8L  2666円(税込み2879円)

                      720ML 1380円(税込み1490円)

                       

                      「壱乃醸 朝日」は麹米にタイ米を使い、通常の2.5倍の

                      黒糖を使ってパンチがあり、キレが良い味わいですが、

                      この「飛乃流 朝日」は黒糖の量は抑え、麹米に国産米を

                      使用しています。

                       

                      因みにタイ米はあの1993年(平成5年)の米不足で

                      緊急輸入してから、焼酎の麹米として普及しました。

                       

                      タイ米は主食米としては不評でしたが怪我の功名というか、

                      ポロポロとしてて米粒の捌けが良く、味わいにもコクが

                      出て、焼酎の麹米としてはとても相性の良い米です。

                       

                      国産米を麹米に使っている「飛乃流 朝日」は比較的

                      あっさりとしていて、お湯割り・水割り・ロック等

                      どんな飲み方でも合い、どんな料理にも合わせやすいのが

                      特徴です。

                       

                      そんなやや淡白な印象の「飛乃流 朝日」に「あれ」を

                      少々加えるとガラリと表情が変わります。

                       

                      前回紹介した「ナツメグパウダー」。

                       

                      黒糖焼酎らしさを消さずに黒糖が引き立ちます。

                       

                      邪道かも知れませんが、試してみる価値はあると思います。

                       

                      ようやく手書きのPOPが出来上がりました。

                       

                      一銘柄ずつ作ったので次回からPOPも載せます。

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