自分だけの贅沢な梅酒を作ってみませんか?〜粕取焼酎編〜

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     Pound for pound
        (PFP)
    パウンド・フォー・パウンド


    アメリカのボクシング雑誌「リング」誌が1950年代に、
    全階級通して誰が優れた選手かを格付けする為に造った
    言葉だそうです。

    仮に全選手が同じ身長・体重と仮定して格付けするそうですが、
    現在の1位が先日の「世紀の一戦」に勝利したフロイド・メイゥエザー。

    敗れたマニー・パッキャオは6位で、日本で馴染みの選手では
    軽量級最強の「ロマゴン」ことローマン・ゴンサレス選手が
    なんと2位にランキングされてます。

    そして日本人選手が(おそらく)初めてのトップ10入り!


    WBCバンタム級チャンピオン「神の左」、原に言わせると
    「槍の左」の山中慎介選手がPFP10位に入りました。

    内山高志選手もトップ10入りしてもおかしくはないのですが、
    日本国内でしか試合をしていないので、世界的に目に触れる
    機会が少ないのがランクインしない原因かも知れません。

    今後、王座統一戦などで世界的知名度がある選手を倒せば
    確実にトップ10に入ってくるでしょう。

    近い将来、井上尚弥選手もトップ10入りが有望ですし、
    国民的な盛り上がりはともかく、現在の日本ボクシング界は
    黄金時代といっていいでしょう。

    一方こちらは…
    地を這うような(笑)知名度ですが、
    その美味しさは「梅酒界PFPナンバー1」
    かも知れない「粕取焼酎」で漬ける梅酒。


    …と、無理やり本題!


    「粕取焼酎」というと年配の方には「カストリ焼酎」と混同され
    忌み嫌う方がいらっしゃいますので、簡単に説明しておきます。

    まず「カストリ焼酎」「カストリ酒」…戦後の闇市に出回った
    工業用アルコール等を添加した”超”粗悪な酒の総称。

    転じて粗悪な紙質でエロ・グロ主体の内容の粗悪な雑誌を
    「カストリ雑誌」と呼んでたそうです。

    本物(正調)の粕取焼酎とは、日本酒を搾った後の酒粕を
    千切って水を張ったタンクに入れると、酒粕の中の酵母が
    まだ元気な為、再びブクブクとアルコール発酵を始めます。



    十分にアルコール発酵させた醪(酒粕)を容器に移します。

    現在の蒸留器ならこれで蒸留できますが、伝統的な
    蒸篭(せいろ)型の蒸留器は下から蒸気を送り込むので
    このままではペースト状の醪全体に蒸気が通りません。



    そこで蒸留寸前に大量の籾殻を混ぜ込み、蒸気の
    通り道を作ります。



    籾殻入りの醪を入れた蒸篭を積み上げ…


    一番上に沸騰して気体になった醪を冷却して再び液体(焼酎)
    にする為の、水を張ったタンクを乗せて蒸留開始です。

    これが江戸時代から北部九州に伝わる(正調)粕取焼酎ですが、
    ご覧のように手間がかかり過ぎる割には歩留りが悪く、
    更には愛飲家も減ってほとんど儲けがないそうで、
    (酒粕は漬物屋さんに売る方が余程儲かるそうで…)
    今では造る蔵元さんもごく僅かです。

    それでも「粕取焼酎文化」を継承したいという蔵元さんの
    意地と、粕取焼酎で作る梅酒の圧倒的な美味しさが絶滅を
    辛うじて食い止めているのかも知れません。



    正調粕取焼酎 ヤマフル35度

    佐賀県唐津市 鳴滝酒造

    原材料 酒粕
    アルコール度数 35度

    1.8L 3000円(税込み3240円)


    梅1kgにヤマフル35度1.8Lに氷砂糖500gが
    適量かと思います。

    籾殻由来の香りが強い為、他のお酒で漬ける梅酒よりも
    長く熟成させる事をおすすめします(1年〜3年位)



    価格的にも時間的にも安上がりではありませんが、
    出来上がった梅酒の美味しさは正に圧倒的です!

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    江戸の完全無欠のリサイクル 「ヤマフル」

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       見た事も聞いた事もない方がほとんどだと
      思いますが、「正調粕取(せいちょう かすとり)焼酎」
      という本格焼酎の一ジャンルがあります。

      以前も書きましたが、酒造りは農業と深い関係があります。

      さらに正調粕取焼酎は日本酒と切っても切れない縁があるんです


      どこから書きましょうか…


      日本酒はアルコール発酵させたもろみを搾ると
      酒粕がでます。

      そのままの酒粕は漬物屋さんが買い取ります。
      もちろん粕漬け用にです。

      それ以外の用途としては最高の肥料になるそうです。

      元々が米なので栄養分が豊富です。

      ただしアルコール分が多いので、
      そのままでは肥料として使えません。

      なので、北部九州では江戸時代からアルコール分を
      蒸留して焼酎にして、焼酎粕を肥料にして米や野菜を
      栽培していました。

      その伝統がわずかながら
      福岡・佐賀・大分の一部で残っています。

      画像入りで説明したほうがよさそうです。

      焼酎応援サイト九州焼酎探検隊さんから
      鳴滝酒造さんでの粕取焼酎の蒸留風景の
      画像を拝借しました。

      これも以前書きましたが、搾りたての酒粕は
      酵母がまだ元気で、ちぎって水に入れると
      ブクブクと再びアルコール発酵を始めます。

      充分アルコール発酵させた酒粕を容器に移します。

      現在の蒸留器ならば、このまま蒸留できますが、
      江戸時代の下から蒸気を入れる蒸篭(せいろ)型では、
      ペースト状になった酒粕の中まで蒸気が通りません。

      そこで…


      蒸気の通り道を作る為に大量の籾殻を混ぜます。

      この籾殻が正調粕取焼酎の香りの重要な決め手になります。


      しっかりと籾殻を混ぜ込んだ酒粕もろみを蒸篭に移し
      積み上げ、下から蒸気を吹き込み蒸留します。


      垂れてくる正調粕取焼酎

      籾殻というか畳のような強烈な香りがします。


      蒸留した後の酒粕と籾殻。

      これを農家が引き取って
      「江戸の完全無欠のリサイクル」完成です。

      この正調粕取焼酎、作業工程を見てわかるように
      手間がかかる割りには量が取れません。

      蔵元さんも全然利益は出ないそうです。

      ただ、江戸時代から細く続く文化を
      絶やしたくない。
      それと数は多くないと思われますが
      根強いファンの為に…。

      その心意気でいくつかの蔵元さんが
      造り続けています。

      原酒店も蔵元さんの心意気に
      万分の一でも応えたいと思っています。

      正調粕取焼酎  ヤマフル

      佐賀県唐津市  鳴滝酒造

      原材料  酒粕

      右から
      アルコール度数  25度

      1・8L 2200円(税込み2376円)

      昔ながらの飲み方は、氷砂糖をいれて飲んだり
      するそうです。

      真ん中
      アルコール度数  35度


      1・8L 3000円(税込み3240円)

      特筆すべきは、35度のヤマフルで
      梅酒を漬けるとベラボウに美味しくなります。

      これは原に騙されたと思って、
      是非試して欲しいです。


      無濾過原酒 41度

      500ML 2095円(税込み2263円)

      昨今の洗練された焼酎に比べ、香りの個性が
      強すぎて飲む人を選びますが、「大好きだ!」
      というマニア、変態(失礼!)は確実にいます。

      「何に似てる…」という例えが難しいですが、
      香りが強烈な割りに、味わいはまろやかです。

      「クセが強い」「クセが強い」と原酒店は
      まるで脅しているみたいですが、
      「ドリアンを食え、ドリアン!」
      という程には無茶は言ってないつもりです(笑)

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      他の追随を”絶対”許さない焼酎

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        お暑うございます。
        福岡は今日も強烈な雷雨に見舞われる気配があります、っていうか来ました!

        で、大袈裟なタイトルになりましたが、”絶対”と言うからには”絶対”なのです。

        製法、香り、味わい
        どれを取っても「〜みたいな」という例えが思い浮かびません。

        強いて言うならワインの搾り滓を再発酵させて蒸留した、
        フランスの「マール」、イタリアの「グラッパ」に系列的には近いでしょうか。

        正調粕取り焼酎  「ヤマフル」

        右から

        ヤマフル25度  1.8L  2200円(税込み2376円)

        ヤマフル35度  1.8L  3000円(税込み3240円)

        ヤマフル無濾過原酒 41度  500ML 2095円(税込み2263円)

        以前、「ロックで旨い日本酒」で紹介させてもらいました、佐賀県唐津市にある
        鳴滝酒造の酒粕が原料の焼酎です。

        最近、吟醸酒の酒粕を再発酵させて蒸留した焼酎がありますが、
        そういった吟醸の香りの酒粕焼酎とは、一線を画す為、センスのいい僕の知人が
        正調粕取り焼酎」と名付けました。

        年配の飲兵衛の方々には、「カストリ」というと、終戦後の闇市の粗悪酒ではないか?
        と、悪いイメージがあるようですが、「カストリ」と「粕取り」は全く別物です

        北部九州では、江戸時代から造られている焼酎ですが、近年、飲む人が減って
        現在では、福岡・佐賀・大分の数蔵のみで製造されています。

        日本酒を搾ったあとの酒粕は、そのまま使う以外にも、漬物ほか色々な用途が
        ありますが、肥料として使うと最高の野菜や穀物ができるそうです。
        しかし、アルコールを多く含んだままだと、肥料にはなりません。

        酒造りと農業とは、切っても切れない関係にあります。
        アルコールを飛ばした酒粕が欲しい…、そういう農家からの要望もあって
        粕取り焼酎が誕生した。という説もあるようです。

        製法…変わり種の焼酎は数あれど、比類なき粕取り焼酎… 

        搾りたての酒粕は麹や酵母がまだ元気で、タンクの水に酒粕を
        ちぎって入れると、再びブクブクとアルコール発酵を始めます。
        通常の蒸留器でしたら、この状態のまま蒸留できますが、「正調」の場合、蒸篭(せいろ)の
        ような蒸留器に再発酵した酒粕を入れ、下から蒸気を送り込みます。

        ただ、ペースト状の酒粕のままだと蒸気の熱が上まで通らず、蒸留できません。
        そこで、ここが肝なんですが、

        蒸留直前に大量の籾殻を混ぜ込みます。

        籾殻のすきまで蒸気の通り道を作ります。
        蒸留の様子はこちらをご覧ください。

        出来上がった粕取り焼酎は…「うっ、くっちゃ〜い!」
        僕が初めてその匂いを嗅いだ時の印象です。

        香りは、蒸れたワラのような、タタミのような香りがします。
        先ほど同系列と書いた「マール」や「グラッパ」はタタミの香りはしません。

        でも決して下品な匂いではないんです。
        匂いに関しては、人それぞれの好みがあるので、
        「これはタマラン!」という人がいても不思議じゃありません。
        現に僕も慣れるにつれて、好きな匂いになってきました。

        味わいは、トロッとした口あたりで、上品な甘みがあります。

        かつては、この焼酎に氷砂糖を入れて飲む人がいたようです。
        特筆すべきは、この焼酎の35度で漬けた梅酒。
        これは絶品です!

        まあ、はっきり言いまして、万人受けする焼酎ではありません。
        造る方も、手間がかかる割りに量もあまり取れず、蔵元さんとしても
        採算が合う商品ではないのです。

        ただ、江戸時代からの文化を絶やしたくない…。
        そんな情熱に支えられている焼酎です。

        現在でも一部の熱狂的なマニアには愛されています。
        原酒店にもごく稀ですが、買っていかれるお客様がいらっしゃいます。

        100人に2〜3人には必ず気に入ってもらえると信じてます!

        文化の継承は蔵元さんにお任せします。

        原酒店はチャレンジャーを待ってます!

        「いつ、どこでも、誰の挑戦でも受けてやる!」
        (粕取り焼酎 談)

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