11月1日は「本格焼酎の日」、「さつま寿 旬」の予約受付け始めます!

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     10月からすっきりしないままインボイス制度が施行されました。

     

    何やかんやのやり残し感を抱えつつ、早や10月も終わります。

     

    今年も残り2か月。

     

    溜り気味のデスクワークを休日にこなしてでも処理して、

    仕事の先送りを少しでも減らしたいものです。

     

     

    前回記した原酒店の看板の照明が消えかけてる件。

     

    28日の土曜日に看板屋さんにLEDの間接照明を2基

    取り付けてもらいました。

     

    夜になって点灯してみると…

     

    遠くからでもはっきりと見えます。

     

    外枠を外して中の照明を替えられないとの事だったので

    間接照明は次善の策でしたが、まぁ良しとしましょう。

     

     

    10月1日は「日本酒の日」。

    そして11月1日は「本格焼酎の日」です。

     

    この時期は焼酎(特に芋焼酎)の造りたけなわで、蔵元さんを呼んだり

    できませんが、年に一度くらいは「本格焼酎」の定義を少し説明したいと

    思います。

     

    「本格焼酎」とは焼酎乙類の事で、甲類は連続蒸留した原料の風味を

    残さないホワイトリカー等のことです。

     

    原料の風味を残す単式蒸留した芋・麦・米・黒糖・そば・泡盛等の焼酎を

    乙類と分類しますが、甲乙という表記だと乙が劣っているように思われがちです。

     

    連続蒸留器の方が構造が複雑で高価な為に「甲」としたのでしょうか?

     

    そこで業界が原料の風味と旨味を残す焼酎を「本格焼酎」と名乗るようになり、

    2000年代の焼酎ブームも相まって「本格焼酎」という呼び名が定着しました。

     

    焼酎に縁のない人も11月1日は「本格焼酎」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

     

    近年はお湯割り・水割り・ロックに加え、ソーダ(炭酸水)割りが一過性の

    ブームではなく、完全にひとつの飲み方として定着したようです。

     

    ただ、具体的には苦味が出るとかでソーダ割りに合わない銘柄も確実にあります。

     

    美味しい飲み方のアドバイス程度のお手伝いならできます。

     

     

    今週末は3日の金曜日が「文化の日」で祝日です。

     

    配達だけして夕方までは店を閉めてますが、16時頃から

    店を開けて準備して「角打ち未満」やります!

     

    11月3日(金・祝)・4日(土)

    17:00〜22:00(午後5時〜10時)

    ラストオーダーは21:45

     

    11月中旬あたりから日本酒も新酒が蔵出しされますが、

    まだまだ美味しい秋の「ひやおろし」があります。

     

    燗酒もそろそろかなぁと思っていますが、今週末の福岡は

    まだ暖かいそうです。

     

    急に冷えても燗酒の準備はできます。

     

     

    さてさて本題、ずっと原酒店の芋焼酎のエースである「さつま寿」の

    新酒「さつま寿 旬」の季節が近づいてきました。

     

    芋の伝染病「基腐れ病」対策で、芋の状態が良いうちに仕込みをしようと

    どの蔵元さんも仕込み時期を前倒しして開始しています。

     

    おかげで去年よりも芋の状態は良かったそうです。

     

    そのぶん原料芋の価格は上がっているそうですが…

     

    尾込商店さんも例年なら11月の半ば過ぎまで仕込みをしていますが、

    今年は最終の蒸留が一両日中に終わるそうで、どの新酒を「旬」として

    仕上げるかは、これからの仕事になります。

     

    「旬」は例年通りご予約販売のみで、店頭販売はいたしません。


    本日から入荷日までご予約受付を始めます。

     

    芋焼酎 さつま寿 旬


    鹿児島県南九州市川辺町 尾込商店
    原材料 さつまいも(南薩産コガネセンガン)
        米麹(国産米・白麹)・鹿児島2号酵母使用
    アルコール度数 25度


    1.8L 2200円(税込み2420円)

     

    11月14日頃から全国の特約店に順次蔵出し予定なので、

    原酒店には20日前あたりの入荷になると思います。


     

    申し込みはメールかFAXのみでお願いいたします。

     

    sakayanohara@yahoo.co.jp

     

    FAX 092-741-1230
     
    ※電話での申し込みはご遠慮願います。
     
    facebookやLINEやinstagram等SNSで原と

    繋がっている方はそちらからでも構いません。

     

    instagramのhara.saketenのDMでも大丈夫です。
     
    複数本購入ご希望の方も承ります。

     
    入荷日までご予約の受付けをしています。

     

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    「知覧Tea酎」「壱乃醸 朝日」、フランスのコンクールで快挙!

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       最後の緊急事態宣言中の日曜日になってほしい9月26日。

       

      櫛田神社や川端商店街にほど近くの古いアパートをリノベーションした

      アートスペース「冷泉荘」での「月光亭落語会」に行ってきました。

       

      本来は1月にやる予定だったのが、コロナ禍で延び延びとなり

      やっと「明けましておめでとうございます」。

       

      元々が福岡の劇団「ギンギラ太陽’s」に所属していた女優さんで、

      4人がそれぞれフリーで活躍していますが、そんな4人が落語会を

      始めて10年超…

       

      落語家さんではないけど、役者さんの見せ方・聞かせ方は達者なもので

      毎回楽しませてもらっています。

       

      終演後は急いで博多駅にある博多阪急の「ART FAIR ASIA 2021」

      の最終日へ…

       

      各地のギャラリーのブースの集まりで、ゆっくり見ようと

      思えば半日は欲しいところですが、最終日は17時終了で

      駆け足でした。

       

      原酒店のご近所の「ギャラリー尾形」さんも出展していました。

       

       

      ちょっとだけアートな日曜日はすぐに終わり、本題に入ります。

       

      去る7月12日(月)、パリ市内の会場にてKura Master(クラ・マスター)

      日本酒コンクール開催され、5回目を機に新設されたKura Master

      本格焼酎・泡盛コンクールが、日本酒コンクールと同時に開催されました。

       

      日本酒コンクールの方は原酒店ではお馴染みの「陸奥八仙」が

      毎年カテゴリー別に複数入賞しています。


      審査委員長クリストフ・ダヴォワンヌ氏をはじめとするMOF(国家最優秀職人章)4名、
      フランスを代表するバーテンダーやカーヴィストなど飲料業界のプロフェッショナルを含む

      総勢31名の審査員が参加し、エントリーされた本格焼酎・泡盛が初の審査会に臨みました。

       

      初開催となる今年度は、芋焼酎部門、米焼酎部門、麦焼酎部門、黒糖焼酎部門、泡盛部門、
      樽貯蔵部門の6つのカテゴリーにて審査が行われ、75蔵より164銘柄が出品されました。

       

      各部門から1次審査にて選考された24点が最終審査に進み、その中からTop13が選ばれました。


      6部門から2銘柄ずつの選出を予定しておりましたが、米焼酎部門にて同点の銘柄があったため、
      TOPが13銘柄となりました。

       

      各カテゴリーの審査内容に基づき、プラチナ賞20点、金賞34点が選出されています。

       


      なお、9月20日(月) パリのホテル・ド・クリヨンで行われる「Kura Master本格焼酎・

      泡盛コンクール2021」授賞式にて、プラチナ賞に選出の20点から、審査委員長の

      クリストフ・ダヴォワンヌ氏が選出した「プレジデント賞」1銘柄、各カテゴリーの中から

      審査委員会が選出した「Kura Master審査員賞」6銘柄を発表いたします。

       

       

      そしてその結果です! 

       

      Kura Master 2021

       

      その各カテゴリー1位の審査員賞6銘柄に原酒店の特約銘柄である

      「壱乃醸 朝日」と「知覧Tea酎」が選ばれました。

       

      そして更にその中から1銘柄「プレジデント賞」に

      「知覧Tea酎」が輝きました!

       

       

      第1回目とはいえブランデーやマールなど蒸留酒の製造も盛んなフランスで、

      プロの目利きに適ったのは快挙に違いありません。

       

      黒糖焼酎  壱乃醸 朝日

                 (いちのじょう あさひ)

       

      鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

       

      原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)・米麹(タイ米・黒麹)

      アルコール度数 25度

       

      1.8L    3180円(税込み3498円)

      720ML  1590円(税込み1749円)

      (※10月1日からの新価格です)

       

       

      黒糖焼酎の原料のサトウキビは価格が安い沖縄産が多いですが、

      朝日酒造さんは全量ではありませんが、自社栽培もしています。

       

      製糖作業の様子です。

       

      蒸留の様子。

       

      この「壱乃醸 朝日」は四代目社長、喜禎(きてい)浩之さんが東京農大
      醸造科卒業後、修行を終えて島に帰って考案し、造り出した一品です。

      通常の黒糖焼酎は米1:黒糖2の割合で仕込みますが、この焼酎は
      通常の2.5倍の黒糖を使用し黒麹で仕込んでいます。

      黒糖のしっかりした風味を感じる事ができ、コクがあります。

      ロックはもちろん、薄めのお湯割りや水割りでも
      腰くだけにならない味わいでキレも良いです。

      味の濃い料理との相性がいいのは黒糖焼酎共通だと言えます。

      特筆すべきは原料つながりで、黒糖との相性は最高です!

      「黒糖を多く使っていると甘くなるんじゃないか?」

      そう考える方も多いと思われますが、糖分はアルコール発酵時の
      酵母の栄養分で、酵母がアルコールと炭酸ガスに変えていきます。

      さらに糖分は蒸留時に気化しませんので、黒糖の甘い香りと
      ほのかに甘い味わいは残ってますが、糖質は0なのです。

      芋焼酎もそうですが黒糖焼酎の甘みは米麹由来の部分も多く、
      多くの黒糖を使用するとキレが良くなると考えてもらって
      構わないようです。

       

       

       

      緑茶芋焼酎  知覧Tea酎 (ちらん てぃーちゅう)

       

      鹿児島県南九州市知覧町 知覧醸造

       

      原材料 サツマイモ(知覧町産コガネセンガン)
                緑茶(知覧町産一番茶葉)・米麹(タイ産米・白麹)
      アルコール度数  25度
       
      1.8L                2900円(税込み3190円)
      720ml(箱入り)  1700円(税込み1870円)

       

      既にご存知の方は多いでしょうが、知覧醸造さんは焼酎の製造と
      知覧茶農家の兼業という日本でというか、世界で唯一の存在です。

      焼酎の仕込みとお茶の栽培で年中忙しくされてます。


       

      これが所有の茶畑です。

       

      二次仕込みとして芋を加えた翌日に「三段目」として
      自社農園で摘み取った一番茶葉を加えます。

       

      ここから8日間ほどアルコール発酵させて蒸留します。


      茶葉にはデンプンも糖分もないのでアルコール発酵はしませんが、
      香りの要素として重要な要素を占めています。

       

      ロック・水割り・お湯割り・ソーダ割り、更には牛乳割りでも
      それぞれ違う表情を見せてくれて楽しめます。

      >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



      新焼酎「そげんわけもん」と「麦山猪」

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         福岡に来た事がない人は福岡=九州=南国と思っている方がいまだに多くて

        ちょっと驚いてしまいます。

         

        福岡=西国は間違いないですが、北部九州で日本海側の福岡は決して南国気候

        ではなく、平野部での雪は少ないですが、霜が降りる時期は結構早かったりします。

         

        10月下旬、朝晩は冷えてきました。

         

        暑がりの僕も先週の半ばに半パンから長ズボンに仕事着を衣替えしました。

         

         

        9月の4連休で結構な数の人が動いて、その後新型コロナウイルスの感染者が

        急増しないかと心配していましたが、福岡ではそんな事なく少しだけホッと

        してます。

         

        商売的には9月までよりも回復傾向にあるのでこの調子で戻ってほしいですが、

        ヨーロッパでの感染再拡大のニュースを見てるとまだまだ安心できません。

         

        しかし…長らく暇だったので体がそれに慣れてしまって、少し忙しくなると

        疲れが取れにくくて…用事がない日曜日は寝て終わります。

         

        そんな事言ってもコロナ禍の売り上げ減少で受けた融資の完済年齢を考えると、

        寄る年波に抗い続けなければいけない自営業者です(笑)

         

        自分的には気候も良くなってきたので今週も頑張ります!

         

         

        さてさて今回の本題は芋の新焼酎。

         

        これから各蔵元さんが続々と新焼酎をリリースしますが、到底全部は入荷

        できないので、普段のお付き合いが深い蔵元さんの新焼酎に絞ります。

         

        予定では今年初めて扱う「黒伊佐錦」、毎年恒例の「さつま寿 旬」、「利八」

        シリーズ、あと「大和桜」「武家屋敷」「千鶴」あたりが入ってくる予定です。

         

        今回入荷したのは宮崎県のすき酒造さんの新焼酎「そげんわけもん」

         

        芋焼酎  そげんわけもん

         

        宮崎県小林市須木  すき酒造

         

        原材料  甘藷・米麹(国産米・白麹)

        アルコール度数 25度

         

        1.8L  2167円(税込み2384円)

         

        世界の蒸留酒で蒸留早々美味しく飲めるのは芋焼酎くらいだと

        以前記しましたが、この「そげんわけもん(若者)」は蒸留後

        1〜2週間で無濾過で蔵出ししています。

         

        杜氏の内嶋 光雄さんは伝統の杜氏集団「黒瀬杜氏」の薫陶を長年受けた

        手練れの杜氏さんなので、品質には何の心配もありません。

         

        試飲してみましたが、蒸留したてのガス臭等の荒々しさをあまり

        感じさせず、フレッシュな香りとしっかりとした甘みを感じる

        完成度の高い新焼酎です。

         

        ちなみに「白濁無濾過 鶴見」はもっと早く蒸留後2〜3日のようですが(笑)

         

        近年急激に酒質が向上し、焼酎ファンの評価も急上昇した「すき酒造」さん

        ですが、宮崎焼酎に共通する「優しさ」よりも鹿児島焼酎の「力強さ」を

        より感じさせてくれます。

         

        鹿児島酵母を使用していると聞いた事がありますが、それもひとつの要因

        かも知れませんね。

         

        お次は同じく「すき酒造」さんの麦焼酎、原酒店では初登場の銘柄です。

         

        麦焼酎  麦山猪(むぎ やまじし)

         

        原材料  麦(国産麦)・麦麹(国産麦・黒麹)

        アルコール度数  25度

         

        1.8L  2204円(税込み2424円)

         

        一次・二次仕込みとも和甕を使用。

         

        通常麦焼酎は蒸留後、かなりの年月をかけて熟成しないと狙い通りの香りや

        味わいが表れてこないのですが、この「麦山猪」は和甕仕込みの成せる業か

        1年半の短い熟成で達成させてます。

         

        常圧蒸留で食事の邪魔をしない程度の香ばしい麦の風味と、

        まろやかな味わいを楽しめます。

         

        週末の「角打ち未満」でもメニューに入れました。

         

        おまけですが、いよいよ1週間を切りました!

         

        10/31 米・ラスベガス ※無観客


        ▼WBA、IBF世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
        王者・井上尚弥(大橋)

            ×

        WBA2位・ジェイソン・モロニー(豪州)

         

        ラスベガス入りして自主隔離中、プロモーターのトップランク社所有の

        ジムで最終調整している井上尚弥選手。

         

        先日のロマテェンコvs.ロペス、ライブで観てましたが有効打は「精密機械」

        ロマテェンコが多く判定勝ちと思ってましたが、判定は大差でロペスに。

         

        クリーンヒットよりも手数を取ったのでしょうが、判定だとどう転ぶか

        わからないというのを再認識しました。

         

        手数の多いモロニー選手に油断はないでしょうが、鮮やかなKO勝ちに

        期待してしまいます。

         

        来週の日曜日は午前中からテレビ観戦です!

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        オリジナル梅酒造りに最強の焼酎たち

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           福岡では5月の最終週には早くも梅雨入りしました。

           

          空梅雨は困りますが、昨年7月の九州北部豪雨の悪夢が来ない

          「適度な梅雨」を今年は願うのみです。

           

           

          6月3日の日曜日、福岡市の西隣・糸島市の某所に

          ホタルを見に行ってきました。

           

          日暮れ直前、遠くに見えるのは可也山(かやさん)、

          糸島富士、小富士とも地元では呼ばれています。

           

          日没を待っていたかのようにホタルが点滅を始めます。

           

          幻想的にフワフワと舞うホタル。

           

          捕まえても逃げず、掌の上で光って

          またフワフワと飛んでいきます。

           

           

          梅の雨と書いて「つゆ」。

           

          ホタルと共に梅の実の収穫の季節です。

          大阪に住んでいた頃、この時期の国道42号線、
          梅の名所の紀州路を走り、和歌山県南部(みなべ)

          あたりの梅の直売所に立ち寄るのが楽しみでした。

          ここ数年、バラエティに富んだ美味しい梅酒が

          本当にたくさん市場に出回ってます。

          それでも、ご自分で漬ける「最強のオリジナル梅酒」は
          青梅や完熟梅、焼酎(スピリッツ)の種類も自分で色々と

          選べて楽しいものですよ。

          面倒臭がり屋の僕でも、結構楽しく簡単にできます。

           

          ここでは梅酒用の代表的な甲類焼酎(ホワイトリカー)

          以外に、甲類よりもコクが出る本格焼酎を紹介します。

           

          本格焼酎もアルコール度数が30〜35度以上のものの方が、

          梅のエキス分も出やすく失敗し難いと思われます。

          まず、ご存知じゃない方に「最強の」梅酒の漬け方を…


          梅をよく水洗いしてふき取ります。
          「ヘタ」を爪楊枝か串でホジホジして取ります。

          完熟梅なら桃や杏のような甘い香りがして、

          青梅以上にフルーティな梅酒ができます。

          これで準備完了です。

          容器はプラスチックやポリエチレンなど石油製品よりも
          もガラスか陶器が良いです。

          アルコールは僅かですが、物を溶かす物質です。
          ガラスや陶器はほぼ溶けません。

          梅1kgに本格焼酎なら氷砂糖500gでいいです。
          糖質は0ですが、本格焼酎には甘みがありますので。


          で、最強の梅酒の為に本格焼酎1.8リットルをドボドボと…。

          以上、あとは3ヶ月〜6ヶ月漬けてください。
          梅は取り上げても漬けっぱなしでもいいです。

          長く漬ける程、味わいに深みが出ます。

           

          芋焼酎・麦焼酎でも美味しい梅酒ができますが、

          今回は米焼酎・粕取焼酎・黒糖焼酎の案内です。


          球磨(米)焼酎  峰の露 黒麹35度


          熊本県人吉市 繊月酒造

          原材料 米・米麹(国産米・黒麹)
          アルコール度数 35度

          1.8L 2222円(税込み2400円)

          「球磨焼酎」というのは「スコッチ」や「ボルドー」、
          「コニャック」「バーボン」等と同じく世界貿易機関
          (WTO)で認められた産地呼称です。

          米のみを原料に球磨川流域の地下水で仕込み、蒸留し
          瓶詰めされたものだけが「球磨焼酎」を名乗れます。

          現在の球磨焼酎は白麹で仕込まれたものが殆んどですが、
          この「峰の露」は黒麹造りを復活させた常圧蒸留ものです。

           

          お次は知名度の低さと反比例するような圧倒的な美味しさ!

          正調粕取焼酎とは…

           

          日本酒を搾った後の酒粕をちぎって水を張ったタンクに入れると、

          酒粕の中の酵母がまだ元気な為、再びブクブクとアルコール発酵を

          始めます。


          十分にアルコール発酵させた醪(酒粕)を容器に移します。

          現在の一般的な蒸留器ならこれで蒸留できますが、伝統的な
          蒸篭(せいろ)型の蒸留器は下から蒸気を送り込むので
          このままではペースト状の醪全体に蒸気が通りません。


          そこで蒸留寸前に大量の籾殻を混ぜ込み、蒸気の
          通り道を作ります。


          籾殻入りの醪を入れた蒸篭を積み上げ…


          一番上に沸騰して気体になった醪を冷却して再び液体(焼酎)
          にする為の、水を張ったタンクを乗せて蒸留開始です。

          これが江戸時代から北部九州に伝わる正調粕取焼酎ですが、
          ご覧のように手間がかかり過ぎる割には歩留りが悪く、
          更には愛飲家も減ってほとんど儲けがないそうで、
          (酒粕は漬物屋さんに売る方が余程儲かるそうです)
          今では造る蔵元さんもごく僅かです。

          それでも「粕取焼酎文化」を継承したいという蔵元さんの
          意地と、粕取焼酎で作る梅酒の圧倒的な美味しさが絶滅を
          辛うじて食い止めているのかも知れません。


          正調粕取焼酎 ヤマフル35度

          佐賀県唐津市 鳴滝酒造

          原材料 酒粕
          アルコール度数 35度

          1.8L 3000円(税込み3240円)

          籾殻由来の香りが強い為、他のお酒で漬ける梅酒よりも
          長く熟成させる事をおすすめします(1年〜3年位)

           

          最後は奄美群島の黒糖焼酎で、ちょっと黒糖焼酎の

          おさらいを…

           

          黒糖は奄美群島(沖縄もですが)の特産品で、
          昔から泡盛や黒糖酒を造っていたそうです。

          終戦後の1946年(昭和21年)から1953年(昭和28年)
          までアメリカの占領下におかれ、その間黒糖を本土に

          移出できませんでした。

          米が足りなくなり泡盛は造らなくなりましたが、
          余剰品となった黒糖で蒸留酒を造ってました。

           

          サトウキビが原料の蒸留酒では「ラム」が有名です。
          ラムは酒税法上「スピリッツ」になり、焼酎よりも

          酒税が高くなります。


          日本に返還されてから、これまでの実績が考慮され
          「米麹」を使うという条件で、奄美群島だけ特例で
          ラム(スピリッツ)よりも税率が安い「黒糖焼酎」が

          認められました。

           

          酒税法で焼酎の発酵の原料に糖類を使用してはならない、

          とあるので上記の経緯から奄美群島だけの特例なのです。


          「米麹」を使う為、麹由来のまろやかさやコクがあり、
          「ラム」とは違う黒糖焼酎の個性になってます。

           

          黒糖焼酎を飲まれた事がない方は、イメージ的に
          「甘い」と思われるかも知れません。

          実際には、発酵中に糖分は酵母の栄養分となるので、
          甘みが減少してゆきます。

          さらに蒸留するので、他の焼酎と同じく
          糖質はゼロなので、スッキリとした飲み口です。

          銘柄によっては辛口もあるんです。

          もちろん黒糖由来のコクのある甘い香りは残っています。

           

          黒糖焼酎 朝日

           

          鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

           

          原材料 黒糖(沖縄産・奄美産・喜界島産)

                     ・米麹(タイ米・白麹)

          アルコール度数 30度

           

          1.8L   2181円(税込み2355円)

           

          これが100年前の創業以来の代表銘柄「朝日」です。

           

          以上が「最強のオリジナル梅酒」におすすめの焼酎です。

           

          でも、コストもかかるし面倒臭いなぁと思う方は、

          「原酒店」にて梅酒の購入をよろしくお願いします(笑)

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          とんでもない熱気の大試飲会

          0
             先日から告知してましたように、2月4日(水)
            福岡・天神のソラリアホテルにて

            2015年 鹿児島県産 芋焼酎・黒糖焼酎大試飲会
            in FUKUOKA
            が盛大に、本当に盛大に開催されました。



            鹿児島県内の殆んどの焼酎をカバーする卸問屋さんの主催だけあって、
            通常の試飲会では考えられないようなオールスター蔵元集結の会です。

            僕はE子さんと1時の開場から20分も経たないうちに入場しましたが…


            うわっ!、既にこの状態…!

            この空間だけは盛衰関係ない焼酎天国です。

            とりあえず顔見知りの蔵元さんに挨拶まわりでも…が
            なかなか各ブースまでたどり着けません。

            利き酒コーナーやおつまみのブースもありますが
            どこも長い行列です。

            第1回の去年も有料にも係わらず凄い人出でしたが、
            今年は更に多くの前売り券が売れたそうで、会場の
            規模など再考の余地がありそうです。


            大和桜酒造のテッカン君。



            知覧醸造の森社長(右)と尾込商店の新人、通山(とおりやま)君。

            あれっ、尾込社長の右腕で「鹿児島焼酎業界のベイマックス」瀧山さんはいずこ…

            彼の接客はユニークで、ブースの外に出て自分の焼酎
            だけではなく隣の知覧さんの焼酎を薩摩訛りで

            「これ、旨いから飲んでみてください!」

            「でも造っている人(森社長)は変態ですよ!」

            「さつま寿」や「神座」はどこで買えるんですか?
            とお客様に問われれば、あらかじめ預かっていた僕の名刺を渡して

            「ここにいないから言いますが、この酒屋さんは変態ですよ!」

            ここにおるっちゅうねん!

            まぁ彼の人徳で棘がないから好きに言ってもらってます(笑)


            「八幡」の高良酒造さんも今年は社長の息子さんが来てました。



            去年、飲んでハイになり過ぎて警備員につまみ出された
            と噂された(本人は記憶にないとのこと)S氏(右)、
            原酒店のお客様でもあるのですが、今年はなんと
            「利八Tシャツ」着用で吉永酒造さんの助っ人に!

            自分の仕事の休日返上で一滴も飲まずフルタイムでの接客です(笑)

            蔵元さん、お手伝いの皆様、13時から20時までの
            人・人・人の中での長丁場、本当にお疲れ様でした。


            終了後、懇意にしているいくつかの蔵元さんとS氏はじめ
            お手伝いの方々、何故かベイマックスが会場から連れてきた
            見ず知らずの(笑)お客さん2名とでお疲れ様会。

            知る人ぞ知るベイマックスの独演会を中心に盛り上がったのは
            言うまでもありません。

            翌5日、吉永章一郎社長が原酒店に挨拶に来てくれました。


            手にするのは、ご本人が造った「利八新酒 ろ過仕立て 黒麹」。

            このあと昼食をご一緒して鹿児島に帰っていかれました。

            こうして造り手の方と直接お話しするのは僕にとって
            非常に有意義なことで、造り手の方々の想いをお客様に
            伝える事は、酒屋の楽しみの一つだったりするのです。



             

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            北上中の台風19号、そして焼き芋焼酎「甘えんぼう」

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               なんと!

              僕の願いをあざ笑うかのように九州南部に
              向かって北上を続ける台風19号。


              このままだと九州直撃コースです。

              12日(日)は早朝から台風に向かって南下し
              鹿児島県各地の焼酎の蔵元さんを訪ねます。

              あまりに危険そうだったら予定変更を
              余儀なくなるでしょう。

              まぁ、成るようにしか成りませんから
              どう転んでもレポートはしますね。

              とりあえず行ってきます!



              先日、とある焼酎バーの店主さんから
              「すき酒造さんの甘えんぼうは扱ってないですか?」
              との問い合わせ。

              焼き芋焼酎は何種類かありますが、皮の内側の
              ねっとりとした甘味が凄く上手く焼酎に出ているとの事。


              実はたまにあるのです、お客様からの耳より情報。

              そんなに美味しいのなら何とか…

              出荷量が少なくて、既に完売していたのですが、
              蔵元さんのご厚意で融通していただきました。

              入荷数量は本当に僅かですが、紹介します。


              焼き芋焼酎 甘えんぼう

              宮崎県小林市(旧・須木村)すき酒造

              原材料 甘藷・米麹(国産米・白麹)
              アルコール度数 25度

              1.8L 2343円(税込み2530円)


              この写真はすき酒造さんが蔵を新築した時に
              移設した甕壷。

              外気の変化の影響を受けにくいように地中深くに
              甕を埋め込んでいるのがわかります。


              通常は芋を「蒸す」のですが、この「甘えんぼう」は
              「焼く」ので、こんな感じです。


              粉砕した焼き芋をアルコール発酵した米麹に
              加えて更に8日間ほどアルコール発酵させて
              蒸留します。

              来シーズンはこの「甘えんぼう」、
              きちんと告知させてもらいますので、
              今季分は「売り切れ御免」で勘弁願います(汗)








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              新年一発目は紅芋焼酎 「赤山猪」

              0
                 昨日の新年のご挨拶に、弊ブログやフェイスブックに
                沢山のコメントありがとうございました。

                やや休み疲れの心身に元気を注入させてもらいました。

                今夜はインディアカの練習初めです。
                やや重の体に喝を入れてきます。
                (怪我しない程度ですが…)

                そういえば、今日紹介する焼酎はHPでもブログでも
                一度も取り上げてなかったんです。
                素晴らしい焼酎なのに…。


                赤山猪(あかやまじし) 2012年

                宮崎県小林市 すき酒造

                原材料  さつまいも(紅紫芋)・米麹(国産米・黒麹ゴールド)
                アルコール度数  25度   3年熟成

                1・8L    2800円(税込み)

                以前「そげんわけもん」で紹介させてもらいましたが、
                近年、急激に評価を上げている宮崎県小林市の
                旧須木村にある山の中の蔵元さんです。

                山の中とは言ってますが、僕はまだ実際に行った事が
                ないんです、スミマセン!

                小学生の頃から地図を見ながら旅行している
                気分になるのが好きでした。

                頭の中では、すき酒造さんも何度か行ってます(笑い)

                社会科の授業中、ずっと地図をみながら
                日本国内や世界各国を旅してましたので、
                地理の成績だけは良かったんです。

                今はネット上ですぐにたどり着けるから便利なのですが、
                やや味気なさも感じます。

                一般的に紅芋焼酎は甘口が多いですが、
                この「赤山猪」は濃厚で辛口でかつコクのある
                紅芋焼酎です。

                熟成されたまろやかさと、名前通りの力強さがあります。

                ロック、水割りだけでなくお湯割りでも
                おいしくいただけますよ。


                裏ラベルです。
                ※甘口を好まれる方のご購入はご遠慮下さい
                と書かれています。

                品質に自信がないとこんな事は書けませんよね!

                在庫品が売り切れ次第、終了になりますので
                ご了承願います。

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                大晦日まで営業しています

                0
                   昨日28日で仕事納めのところが多かったようで、
                  福岡市内中心部の渋滞がかなり緩和され、
                  配達時の僕のイライラも随分と緩和されました。

                  年末年始でも営業されている飲食店さんがありますので、
                  原酒店も年内(と言ってもあと2日ですが)
                  休まずに営業します。

                  正月用のお酒がまだのお客様、
                  お待ちしております。

                  12月は急に寒くなったのと選挙の影響からか
                  飲食店さんの客足が鈍かったのですが、
                  この2〜3日、さすがに追い込みがかかってる
                  ようで、少しだけ安堵してます。

                  実際には2〜3日の追い上げじゃ何ともならないんですが、
                  少しでも気分よく正月を迎えたいものです。

                  今回の政権交代後、株価も上がり景気上昇への
                  期待感が高まっています。

                  皆さん、本当にギリギリのところで踏ん張ってます。

                  飲食店の店主さんと話をしていたら
                  「今年よりも来年が少しでも良くなるように…」
                  という思いをヒシヒシと感じます。

                  原酒店はここ2〜3日、お陰様で日本酒や焼酎を
                  買いに来られるお客様が増えて欠品が出て来て
                  慌てて蔵元さんに追加注文をしています。

                  有難い事に「ブログを見て来ました」という
                  お客様が結構いらっしゃって、拙文を書く
                  励みになってます。

                  お正月用に美味しくて目出度い名前といえば
                  やはり、これを置いて他にないでしょう。

                  芋焼酎   さつま寿
                  鹿児島県南九州市川辺町   尾込商店
                  原材料   さつまいも(コガネセンガン)・米麹(福井県産米)
                  白麹     アルコール度数  25度

                  1・8L   1960円
                  900ML  1060円
                  720ML  1110円  (いずれも税込み)

                  いわずと知れた原酒店の焼酎の絶対エースです。

                  そういえばプロレスリング・ノアの絶対エースだった
                  小橋建太選手は満身創痍で引退する事になりましたが
                  うちの絶対エースは進化を続けています。

                  社長兼杜氏の尾込宜希(おごめ よしき)さんは
                  真面目なのに冗談好きな好人物です。

                  今期の「三蔵」は指宿の吉永酒造さんで造りましたが、
                  川辺から指宿まで車で1時間強かかります。

                  今年は自蔵の製造が終わらぬうちに「三蔵」の製造に
                  入りましたので、掛け持ち状態で大変だったと思います。

                  「朝が早い上に通うのが辛くて(田村さんと吉永さんの)
                  二蔵になりそうです」と冗談で言ってましたが、
                  そこはストイックで業界の後輩の面倒見もいい尾込さんなので、
                  前回を上回る「三蔵」を期待できると思います。

                  「さつま寿」に関しては「もっと濃く、もっとコクのある
                  焼酎にしていきたい」
                  と常々言ってますので、
                  いまでも充分濃いのですが、
                  数年のうちに鹿児島で一番濃厚な芋焼酎になるんじゃ
                  ないでしょうか。

                  もうひとつ、尾込商店のこだわりの28度

                  芋焼酎   神座(かみくら)
                  黒麹   アルコール度数  28度

                  1・8L   2620円
                  720ML  1510円 (いずれも税込み)

                  「さつま寿」は白麹造りですが、
                  この「神座」は黒麹造りで3年近く熟成されていて、
                  黒麹特有のコクと28度のアルコール度数を感じさせない
                  骨太なまろやかさがあります。

                  以前の拙文にこの「神座」を紹介していますので
                  そちらもご覧ください。

                  年内あと2日ですが、よろしくお願いいたします。

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                  再入荷しました!「利八の蔵感謝」

                  0

                    師走もいよいよ押し詰まってきましたね。

                    全国どこでもそうでしょうが、
                    福岡市中心部の道路渋滞がますます酷く
                    なってきてます。

                    配達がはかどりません(焦)

                    大した仕事もしていないにもかかわらず、
                    時間ばかりかかるので、「やってる気」
                    になってしまう悪いパターンです。

                    なかなか時間が取れないので、年内の弊ブログ
                    あと何回更新できるでしょうか?
                    できる範囲でがんばります。

                    市内の渋滞のピークは28日でしょうから
                    あと二日の我慢です。


                    10月に「三蔵」の発売と合わせて入荷した
                    「利八の蔵感謝」が好評につき先日完売しました。

                    吉永酒造さんに問い合わせしたところ
                    まだありましたので本日、再入荷しました。

                    利八の蔵感謝

                    鹿児島県指宿市  吉永酒造

                    原材料   さつまいも(コガネセンガン)・米麹(国産米、白麹)
                    アルコール度数 25度     2年以上熟成

                    1・8L   2000円(税込み)

                    前回、案内させてもらいましたが、「利八 白麹」の2年熟成
                    バージョンで「利八スペシャル」といえる限定品です。
                    旨いです。
                    嘘じゃありませんよ!

                    砂風呂で有名な指宿ですが、蔵元さんも海に近い為、
                    仕込みや割り水に使う地下水はミネラル分が豊富だそうです。

                    吉永酒造さんは、8月に「利八のはなし」で紹介させて
                    もらってますので、そちらを見てください。

                    左から「利八 黒麹35度」 1・8L   3000円

                    真ん中「利八」(蔵感謝のレギュラーバージョンです)25度 1・8L  2000円

                    右   「利八 黒麹」25度   1・8L  2100円

                    現在、「利八 ジョイホワイト」は品切れ中です。
                    誠に申し訳ありませんが、来年の春までお待ちください。


                    一部しかありませんが、2013年版 吉永酒造さんのカレンダーです。

                    ご希望の方、先着もしくは抽選で一名様に差し上げます。

                    (おねがい)「利八」シリーズのどれかは買ってくださいね。

                    ご連絡はブログのコメント欄かメールにてご連絡ください。

                    今年も残り数日ですが、無休で営業いたします。

                    30日の日曜日も営業します。

                    よろしくお願いいたします。

                    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



                    クリスマスなんて大嫌いだぁ!という人に「千鶴」

                    0
                       なんだかクレイジー・ケン・バンドの歌の歌詞
                      みたいなタイトルになってしまいました。

                      僕は若い頃から楽しげな、浮かれたクリスマスイブの夜の街を
                      一人で歩いていると、自分だけが取り残されたような気分に
                      なったものでした。

                      別に彼女がいなかった訳じゃなく、仕事の都合と
                      クリスマスイブに関心がなかっただけなんですが…

                      もちろん楽しく過ごした年もあった筈なんですが、
                      根が僻みっぽい性格なのでしょう。
                      楽しい記憶があまりないんです。

                      この時期、酒屋ならばシャンパンや発泡性の
                      日本酒などを楽しげに紹介しなければいけないの
                      でしょうが、それがどうも「そらぞらしく」
                      ありきたりな事を書く気になれないんです。

                      西村賢太の私小説のように景気の悪い書き出しに
                      なりましたが、明日はクリスマスイブですね(笑)

                      みんながみんなシャンパンでワイワイやる訳じゃ
                      ないでしょう。

                      ワイワイじゃない人はいつもの晩御飯の時に
                      おいしい芋焼酎のお湯割りで
                      身も心も温まってください。

                      この焼酎の紹介を落としてました!

                      芋焼酎  千鶴(ちづる)

                      鹿児島県出水市高尾野町    神(かみ)酒造

                      原材料   サツマイモ・米麹(白麹・黒麹)
                      アルコール度数 25度
                      1・8L   1880円(税込み)

                      ふかし芋のホクホク感があり、香りと味のバランスがとても良く
                      安心感があり「この焼酎、好きじゃない」という声を
                      聞いた事がありません。
                      お湯割りの旨さは格別です。

                      白麹と謳っていたようですが、若社長に聞くと
                      黒麹の焼酎もブレンドしているようです。

                      プレミアがつく焼酎にもなんら劣りません。
                      強いていえば知名度だけでしょうね。

                      何度か明治5年創業のこの蔵には行かせてもらいましたが、
                      アットホームな雰囲気で若社長(当時は専務)はじめ、
                      造りの現場、内勤の人達と
                      会社全体のチームワークの良さを感じます。

                      ここの焼酎の良し悪しには関係ない事ですし、
                      ご存知の人もいらっしゃるとは思いますが、
                      若社長の大叔父(おじいさんの兄だから大叔父ですよね?)
                      は、昭和の海軍の神重徳(かみ しげのり)大佐です。

                      日本は敗戦国で、しかも終戦間際にかなり無茶な
                      作戦も立案・遂行した人物らしいので、現在の評価は
                      分かれるでしょうが、凄い人物をこの蔵から輩出した
                      事は間違いありません。

                      そしてもうひとつ神酒造から…

                      古の千鶴(いにしえのちづる)
                      アルコール度数 25度
                      1・8L   2625円(税込み)

                      3年以上熟成の古酒をブレンドしています。
                      「千鶴」よりもややドライでシャープな印象です。
                      お湯割りもおいしいですが、ロックもおすすめです。


                      明日は福岡でも最低気温が氷点下になるかも…
                      という事で、ホワイト・クリスマスイブになる所が
                      多いでしょうね。
                      暖冬の近年では珍しいことです。

                      僕は明日の朝から昼過ぎまで、急遽決まった
                      インディアカの練習試合に行ってきます。
                      小学校の体育館って本当に寒いんですよね。

                      12月に入って、あまり練習に行けず
                      準備不足は否めませんが、負けの言い訳には
                      したくないです。

                      まぁ勝ち負けも大事ですが、まず怪我をしないよう
                      気をつけて頑張ってきます。

                      午後の3時から6時過ぎまで店を開ける予定です。
                      短い時間ですが、お待ちしております。

                      >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



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