贅沢なリサイクル 「繁桝 大吟醸酒粕焼酎」
5月22日、ロンドンオリンピックのボクシング
ミドル級の金メダリスト、村田諒太選手の
プロ転向4戦目が京都で行われます。
世界的には層が薄い軽量級に比べ、減量して70キロ代
前半のミドル級には欧米はじめ世界中の猛者がゴロゴロ
ひしめきあってます。
某3兄弟程度の実力で「世界チャンピオン」なんて
あり得ない階級なのです。
いかに金メダリストの村田選手でも、プロのミドル級の
トップクラスとはまだまだ差があります。
ファンの方もそうでない方も(笑)、金メダリストの
挑戦を見守っていこうじゃありませんか!
こちらが今回の本題!
この写真は福岡県八女市、「繁桝」の高橋商店さんの
製造中の蔵の内部の様子です。
お酒の発酵が終わり醪(もろみ)を布袋に詰め、圧をかけると
しみ出してくるのがお酒、袋の中には酒粕が残ります。
最高級の大吟醸クラスは圧をかけずに、タンクの縁から
袋を吊るし、自然にしみ出したお酒だけを商品にします。
圧をかけなかった分、袋の中には多くの酒粕が
残っています。
一般的に市販されている「板粕」に比べて
多くのお酒の成分(大吟醸酒)が残っている為、
柔らかく素晴らしい香りなのです。
大吟醸酒粕の中には酵母が元気に生きています。
なので、水を張ったタンクの中に酒粕を千切って
入れると、再びブクブクとアルコール発酵を始めるのです。
再発酵した醪を今度は搾らずに蒸留したら、
大吟醸酒と同じ、芳醇な果実香の
「大吟醸酒粕焼酎」になるのです。
繁桝 大吟醸酒粕焼酎
福岡県八女市 高橋商店
原材料 酒粕・米麹(精米歩合40〜50%の山田錦)
アルコール度数 25度
1.8L 2222円(税込2400円)
このジャンルの焼酎は数多くはありませんが、
焼酎の製造免許も持っている清酒の蔵元さんが
他所でも出しています。
しかしこの高橋商店さんの酒粕焼酎はひと味
違いますというか、ひと手間かけてます。
水に酒粕を入れる前に清酒造りと同じく
「酛(もと)」を造るのです。
「酛」とは清酒の発酵の第一段階の
「水」「酵母」「麹」でお酒のベースです。
「酛」が一次仕込みで二次仕込みに
大吟醸の酒粕を加えます。
これによって旨味と甘味が違ってくるそうです。
これからの季節、ロックや水割りでスッキリ
飲みたい方には自信を持っておすすめできる
爽やかな焼酎です。
香りはそのまんま大吟醸酒です。
焼酎は蒸留酒なので、味わいは醸造酒の
大吟醸酒に譲りますが、切れの良さはこちらが上です。
>>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。
- 2014.05.21 Wednesday
- 吟醸酒粕焼酎
- 16:30
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- by 原酒店