日本酒パーティと日本酒の副産物、粕取り焼酎「繁桝」「ヤマフル」

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     2月16日(土)の夜、2017年ミス日本酒福岡の安藤彩綾さん

    主催の3回目の日本酒パーティが中央区今泉のイタリアンレストラン

    「DOMUS」にて行われました。

     

    ドレスコードは赤を入れて。

     

    僕は仕事終わりで遅れてからの参加。

    E子さんや僕の高校時代の友人らが定時から参加しました。

     

    そうか、もう雛飾りの時期なんですね。

     

    今回のラインナップ。

     

    日本酒だけでなく日本酒仕立ての梅酒や、日本酒の酒粕が原料の

    「粕取り焼酎」も…

     

    僕が到着した時に半分も残ってませんでしたが…

     

    今回は希望の参加者だけ寿司を握って持ってきてもらいました。

    やはり日本酒に寿司は合います。

     

    今回は冬場の会なので燗酒コーナーも。

    「喜多屋」の木下さんが絶妙な温度でつけてくれてます。

     

    「DOMUS」のオーナー、アントニオさんと。

     

    実は今回、美女に囲まれて鼻の下を伸ばしているだけじゃなかったんです。

     

    日本酒のバリエーションとして「粕取り焼酎」を安藤さんに

    提案したのは僕だったので、ちゃんとプレゼンしてきました。

     

     

    「粕取り焼酎」にも「もろみ取り」と「正調」と大まかに2種類、

    そして今回のブログはその2種類の粕取り焼酎を紹介します。

     

    まずは全国各地に存在する比較的ポピュラーな「吟醸酒粕焼酎」から…

     

    搾りたての大吟醸酒粕は酵母が元気に生きています。

    なので水を張ったタンクの中に酒粕を入れると、

    再びブクブクとアルコール発酵を始めるのです。

    再発酵した醪を今度は搾らずに蒸留したら大吟醸酒と同じように

    芳醇で香り高い「大吟醸酒粕焼酎」になるのです。

     

    ワイン製造の過程で搾ったブドウの粕を再発酵させて蒸留した

    「グラッパ」や「マール」と製法としては同じです。



    繁桝 大吟醸酒粕焼酎

    福岡県八女市 高橋商店

    原材料 酒粕・米麹(精米歩合40〜50%の山田錦)
    アルコール度数 25度

    1.8L     2222円(税込み2400円)

    720ML  1111円(税込み1200円)

    このジャンルの焼酎は数多くはありませんが、焼酎の製造免許を

    持っている清酒の蔵元さんが全国各地で出しています。

    しかしこの高橋商店さんの酒粕焼酎はひと味違いますというか、

    ひと手間かけてます。

    水に酒粕を入れる前に清酒造りと同じく「酛(もと)」を造るのです。

    「酛」とは清酒の発酵の第一段階の「水」「酵母」「麹」で

    お酒造りのベースになります。

    「酛」が一次仕込みで二次仕込みに大吟醸の酒粕を加えます。

    これによって旨味と甘味が違ってくるそうです。

     

     

    以上が「もろみ取り粕取り焼酎」です。

     

     

    次に「正調粕取(せいちょう かすとり)焼酎」という

    マイナーではありますが、本格焼酎の一ジャンルの紹介です。



    以前も書きましたが、酒造りは農業と深い関係があります。
     


    さて、どこから書きましょうか…

    日本酒はアルコール発酵させたもろみを搾ると酒粕が出ます。

    出た酒粕は主に漬物屋さんが買い取ります。
    もちろん粕漬け用にです。

    それ以外の用途としては最高の肥料になるそうです。

    元々が米なので栄養分が豊富です。

    ただしアルコール分が多いので、そのままでは肥料として使えません。

    なので、北部九州では江戸時代からアルコール分を蒸留して焼酎にして、

    焼酎酒粕を肥料にして米や野菜を栽培していました。

    その伝統が僅かながら福岡・佐賀・大分の一部で残っています。

    画像入りで説明したほうがよさそうです。

    焼酎応援サイト九州焼酎探検隊さんから鳴滝酒造さんでの、

    正調粕取焼酎の蒸留風景の画像をお借りしてます。

    これも上にも書きましたが、搾りたての酒粕は酵母がまだ元気で、

    ちぎって水に入れるとブクブクと再びアルコール発酵を始めます。


    充分にアルコール発酵させた酒粕を容器に移します。

    現在の蒸留器ならば、このまま蒸留できますが、

    (このまま蒸留したら「もろみ取り粕取り焼酎」に)
    江戸時代の下から蒸気を入れる蒸篭(せいろ)型では、
    ペースト状になった酒粕の中まで蒸気が通りません。


    そこで…


    蒸気の通り道を作る為に大量の籾殻を混ぜます。
    この籾殻が正調粕取焼酎の香りの重要な決め手になります。


    しっかりと籾殻を混ぜ込んだ酒粕もろみを蒸篭に移し
    積み上げ、下から蒸気を吹き込み蒸留します。


    垂れてくる正調粕取焼酎

    籾殻というか畳のような強烈な香りがします。


    蒸留した後の酒粕と籾殻。

    これを農家が引き取って「江戸の完全無欠のリサイクル」完成です。

    この正調粕取焼酎、作業工程を見てわかるように手間がかかる割りには

    量が取れません。

    蔵元さんも全然利益は出ないそうです。

    ただ、江戸時代から細く続く文化を絶やしたくない。


    それと、数は多くないと思われますが根強いファンの為に…。

    その心意気でいくつかの蔵元さんが造り続けています。

    原酒店も蔵元さんの心意気に万分の一でも応えたいと思って

    取り扱っています。

     

    正調粕取焼酎  ヤマフル

    佐賀県唐津市  鳴滝酒造

    原材料  酒粕
    アルコール度数  25度

    1.8L    2200円(税込み2376円)

    720ML  1200円(税込み1296円)

     

    香りは上記の籾殻由来の独特なもので、好き嫌いがはっきり

    分かれると思いますが、味わいはしっかりとした甘みがあり、

    日本酒の副産物なので当然といえば当然ですが、上品な味わい

    なのです。

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    コメント
    籾殻由来ドォ〜ムです。
    気になると言えば気になるので
    忘れた頃にひっそり味わってみ酔う・・
    ハイ!(笑)
    蔵さん

    「こんな飲み方が合いますよ」という提案が
    難しい焼酎です(汗)

    昔は氷砂糖を入れて飲んでたそうですよ。
    • 原酒店
    • 2019/02/21 12:46 PM
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