ブログ開設7周年記念「油断禁物の夏休み」

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     先週からの蒸し暑さに完全にやられてしまってますが、

    そうこうしている間に2012年7月31日、ロンドンオリンピックの

    開幕直前から始めた「原酒店の気ままブログ」が7周年を迎えました。

     

    ここ3〜4年、更新頻度は確実に落ちてますが、それでも自分が

    楽しみながら好きな事を書くという部分は崩していないので、

    まだまだ当分は続けていけそうです。

     

    お酒の紹介の合間に時事ネタも挟んでますが、政治ネタは詳しい方に

    お任せして、気楽に読める話題にしているつもりですが、元来が

    さほど穏やかなタイプでもないので(笑)、時に熱くなる時もあります。

     

    学校は夏休みに入ってます。

     

    夏休みに入る前後になると中体連・インターハイ(高体連)・高校野球等、

    中学・高校の3年生は部活の総決算になります。

     

    で、ここのところ物議を醸している高校野球、大船渡高校が岩手県決勝の

    花巻東戦で「令和の怪物」佐々木朗希投手を登板させずに敗退した件で

    思うところを少々…

     

    僕個人は一番近くで見ている監督の考えを尊重したらいいと思っています。

     

    しかしプロ野球経験者でも賛否両論ありますし、ファンの間でも喧々諤々で

    それぞれの主張には一理あり、どこに正解があるのか今はわかりません。

     

    それだけ注目の選手ですし、騒ぐのは仕方ないのかも知れませんが、

    僕が常々違和感を感じているのは周りが「甲子園」を絶対化し過ぎ!

     

    僕も野球は好きですし人気があるのはわかりますが、野球以外の

    スポーツ経験者である僕に言わすと、硬式野球だけを特別扱いし過ぎです。

     

    明らかに「し過ぎ」です!

     

    高校生の一競技の全国大会に過ぎないのに!

     

    「程度」の問題を完全に超えています!

     

    全国で全試合生中継なんて他の競技の全国大会では有り得ません。

    (春の高校バレー・冬の高校サッカー・高校ラグビーは

    それに近いですが、全国どこでも全試合は観れないはずです)

     

    新聞のスポーツ欄の片隅にしか載らない「軟式野球」の全国大会でも、

    他の競技で全国大会にまで歩を進めた高校生達も、郷土と母校の

    誇りを持って熱いプレーをしています。

     

    他の競技の過密日程の問題には一顧だにしないのに、佐々木朗希君の

    登板回避だけを殊更に扱うマスコミには違和感というより、不快感に

    近いものを僕は持ってしまうのです。

     

    早い話、商売になるからテレビも新聞も硬式野球だけを持ち上げる

    のでしょうが、もう少しバランス感覚を持ちつつスポーツマンシップを

    併せ持った経営者・編集者・記者はいないものでしょうか?

     

    僕は個人としてのスポーツの大会での実績は、高校時代の柔道でも

    大学時代のアメリカンフットボールでもなく、中学2年の時に水泳

    (400m自由形)で中体連の県大会まで行ったのが最高という

    平凡なものしかありません。

     

    それでも区大会と市大会を勝ち抜いての県大会でした。

     

    県大会を勝ち抜いて、さらに九州大会を勝ち抜けばやっと

    全国大会なので、僕の位置からは全国など見えませんでした。

     

    なので、どんな競技でも全国大会まで進出する凄さは

    わかっているつもりです。

     

    だからこそ硬式野球以外の競技の全国大会に対する扱いの小ささ、

    もっと言えば冷淡さに納得がいかないのです。

     

    心あるメディアの方に届いてほしいと思いこれを記しました。

     

     

    記念すべき7周年に吼えるのは決して本意ではなく(笑)、

    一応スポーツ繋がりですが、以前記した柔道部ネタを

    少々改定して読んでもらおうと思います。
     

    根性練習・体罰・パワハラ等何でもアリだったからこその

    バカバカしさと面白さがあった時代のはなしです。



    毎年、7月下旬に福岡で柔道の「金鷲旗」(きんしゅうき)、剣道の

    「玉竜旗」(ぎょくりゅうき)という全国からオープン参加の巨大な

    規模のトーナメント大会が行われます。

     

    それが終わると柔道部の3年生は引退となります。

    インターハイに出場の時は8月まで延びますが、どちらにしても

    夏休み中の練習は基本的に2年生と1年生だけになり、その状態が

    新入生が入ってくる翌年の4月まで続きます。

    3年生がいなくなると威張り出す2年生がいるので、1年生は気を

    緩める事はできませんが、「奴隷」状態は一応緩和されます。

     

    が、高校1年時の楽しい思い出など全く記憶にありません。


    それからまた1年が過ぎ、遂に上級生がいなくなる2年の夏休みからは、

    練習のハードさは変わりませんが気持ちが急に軽くなります。


    ほんの1年前、毎日が辛くて辛くて「今やめたい」「あと1週間」

    「あと1か月」「1学期終わるまで」「黒帯取るまで頑張ろう」…

     

    そう思っていた重苦しい日々が嘘のようにです。

     

    これって成長したのか?単に図太くなったのか?(笑)

     

     

    そんな2年の夏休みの練習後のはなしです。


    練習が終わると、汗でずっしりと重くなった柔道着を道場に
    ポンと脱ぎ捨てておくと、自分らもやってきたように1年生が

    裏返しにして干してくれます。

     

    とにかく練習前後の雑用がなくなるのは、理不尽に満ち溢れた

    当時の柔道部での精神的な負担が半分以下になるんです。

    1年時に3年生のS坂からかなり酷い扱いを受けて心底嫌な思いを

    してきたので、僕は下級生をアゴでコキ使う事はしませんでしたが、

    当然の権利のように上級生としての恩恵には与ります。

     

    「練習中は水を飲むな!」の時代。

     

    水が飲めない辛さは1年も2年も3年も一緒です。

     

    (飴玉のようなものを一粒口に含むと、水を2リッター飲んだ

    気分になれるようなものを誰か発明してくれないかな…)

     

    寝技の乱取りの時、柔道場の下にもある窓からは

    グランドで練習するサッカー部や野球部が見えます。

     

    (外の風が当たる屋外競技が羨ましい…)

     

    練習の後半になるとそんな事ばかり考えていました。

     

    後年、大学でアメリカンフットボールを始めると

    (夏の練習は直射日光が当たらない屋内競技の方がいい…)

     

    その時その時で都合のいい事ばかり考えていましたが、

    要は夏が嫌いというだけかも知れません(笑)



    柔道着の上着を脱ぎ捨て僕とN(これまでに弊ブログに

    何度か登場した泣く子も黙る最強で最凶の男)は
    僕の自転車に二人乗りして食堂の自販機のジュースを
    飲みに行ってました。

    体育館の1階にある柔道場から食堂までグランド際沿いに
    5〜60メートルしか離れてないのですが何故か自転車です。

    多分、上半身裸なので気持ちがよかったのでしょう。

    Nは身長は170センチくらいで大柄ではありませんが、
    筋骨隆々で全身から殺気のオーラを発散してました。

    キリッとした顔立ちでちょっといい男なんですが、
    Nがひと睨みすると、僕も含めてみんな大人しくなる…

    「こいつには敵わない…」
    そんな凄みを持っていました。

    そんなNはイタズラ好きでもありました。

    一番多かったのは、部室にみんなで座っていると
    Nが黙って立ち上がり部室から出て行きます。

    その後にとんでもない悪臭が部室内に充満します。
    何を食べたらあんな臭いになるのか知りませんが、
    最悪な「すかしっ屁」です。

    これは上級生がいる時からで、上級生が
    「おらぁ!N」と怒ってもニヤリとするだけで
    スタスタと部室を出ていって知らん顔。


    そんなNと冷たいジュースを飲んで人心地がつき
    食堂から再び二人乗りで戻っていたら、

    柔道場の方からKがこちらに向かってきます。

    Kは長崎出身の特待生で身長190センチ、体重120キロ。

     

    高校入学時には「山下二世」と雑誌にも載った怪物候補です。


    高校卒業後もM冶大学、F岡県警と柔道の王道を歩いて行きました。

    巨体も人目を引きますが、もうひとつ目を引くのが物凄い絶壁頭。

     

    寮が草香江という所にあったので「草香江飛行場」とか、直角を表す

    「∠R」とか言われてました。

    普段は気が優しく絶壁頭を弄られても怒らず、涙もろいところが

    あるのですが、たまに怒ると手がつけられないない一面もありました。

    Kはシャワーを浴びた後、素っ裸に腰にバスタオルを巻いただけで

    グランドを歩いていて、二人乗りの僕らを見てニコニコしています。

    いくら男子校とはいえ、いくら夏休み中とはいえ
    その格好は無防備でバカすぎます。

    僕とNはあうんの呼吸でKに接近します。

    すれ違いざま、後ろのNがバスタオルを
    引ったくりKをスッポンポンにしてしまいました。


    股間を押さえながら何か叫ぶKを指差し


    「イエ〜ィ イエ〜ィ!」

     

    嘲笑いバスタオルをグランドに放り投げ、

    僕とNは柔道場に戻っていきました。

    道場でKの情けない姿をみんなに報告し笑っていると、
    Kが何か叫びながら戻ってきている声が聞こえます。

    Kは興奮すると早口で滑舌が悪く、何を言ってるのか

    さっぱりわかりません。

    見ると顔を真っ赤にして明らかにキレています。
    ドスドスこちらに近づいてきます。

    「これはやられる!」


    僕の体に緊張が走りました。

    まずNに叫びながら近づき

    バチ〜ン!

    バチ〜ン!

    「!!!」

    …それは一瞬の出来事でした。

    説明しますと、Kがデカイ手でNの顔をビンタで張りました。


    その瞬間、本当に瞬間、Nは垂直にジャンプして190センチの
    Kの横っ面をフルスイングで張り返しました。

     

    例えると、錦織圭選手のジャンピングスマッシュ!

    「エアーK」っていうあれです。


    Kのビンタに肉体だけが反射したジャンプとビンタでした。


    人というより敏捷な肉食獣です。

    「おらッ 誰に向かってやりようとか きしゃ〜ん!」

    NはKを睨みつけ威嚇をすると、Kは数秒前のあの怒りはどこへ…


    すっかり毒気を抜かれた瞳は涙で一杯になり、
    ブツブツ言いながら部室に消えてしまいました。


    これには僕も(これはちょっと可哀想だな)

    部室に入るとKはまだバスタオル一枚のままで
    座ってシクシクと泣いてました。


    ひとことふたこと声をかけたら

    「何で俺がくらされないかんとや…」
    (どうして俺が殴られなければいけないんだ)


    涙をポロポロ流しながら僕に訴えかけてました。


    Nのイタズラ(僕も共犯)が発端の怪物同士の激突は

    ほんの一瞬でしたが、無料で見るのは勿体無い程の

    ド迫力でした。

    数々の伝説を持つNは
    僕がこれまでに知り合った

    「腕に覚えがある」

    男たちの中でも「素手」では最強。

     

     

    あれから数十年…Kは現在もF岡県警にいますが糖尿や脳梗塞を

    患って、今や優しい只の大きなオジサン。

     

    Nは本業の経営の他に地域の少年柔道の道場主。

     

    上の紹介だけでは立派すぎるので、皆が閉口する

    酒癖の悪さも加えておきます(笑)

     

    そして僕は原酒店。



    写真は高校2年の終わりの春休みの遠征時の新幹線の車中。

    寝ている僕の頭にみかんの皮を乗せたのは当然Nの筈です。

     

     

    8年目を迎える「原酒店の気ままブログ」と、80年を

    超えた原酒店を今後とも宜しくお願いいたします。

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



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