「陸奥八仙 貴醸酒」と川波幸恵さんオンライン・ライブ♪

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     3月28日、福岡県の小川知事から土日の不要不急の外出を

    控えるようにとの呼びかけがありました。

     

    これまでかなり抑え込んでた感のある福岡県内でも、新型コロナウイルスの

    感染者がジワジワと増えています。

     

    大阪の劇団「空晴」主宰の岡部尚子さんが協力している「能」のイベント

    「能meets」初の福岡での開催が30日に予定されていて、参加する予定

    でしたが、「必要」ではあるけれど「不急」ではないとの判断で残念ながら

    延期になりました。

     

    4月4日初日予定の博多座の劇団☆新感線の公演のチケットを取ってもらって

    いますが、これも公演ができるか予断を許さない状況です。

     

    めっきり客足の減った飲食店さんや、そこにお酒を納めている酒屋ほか

    諸業者さんも苦境に立たされていますが、表現の場自体を失った演劇や

    音楽やイベント関連の仕事の方々は無収入となり、もはや経済的には

    「生きるか死ぬか」の瀬戸際です。

     

    文化庁は宮田亮平長官名義で先日声明を発表しましたが、「この苦境を

    乗り越えましょう」的な内容で、悪く言えば綺麗事ばかり並べていて、

    具体的な補償や救済には全く触れてません。

     

    衣食住には直接関係ないとの理由でか、日本では有事の際に芸術・文化に

    対し冷淡な人が多いのは悲しく本当に残念な事です。

     

    一度でも「魂が揺さぶられる瞬間」に立ち会って表現者と時間を共有した

    経験があれば、人間にとって絶対に「不要」なものではないと簡単に

    わかってもらえると思うのですが…

     

    僕も大阪芸術大学入学の18歳から20年以上演劇の世界にいましたが、

    「世間に届いていない」悔しさや悲しさは嫌という程味わってきました。

     

    特に観た事も無い人達からの「上から目線」の冷たい言動に対する想いは、

    今も胸の奥深くに沈殿していて「今に見てろ、一生かけてリベンジしてやる!」

    というドス黒い情念となって(笑)、現在の酒屋という家業に就いても逆境にめげない

    エネルギーの源になってます。

     

     

    友人である世界的バンドネオン奏者の川波幸恵さんも3月はアメリカでの

    演奏活動がキャンセルになり、国内での活動も自粛自粛の連続で苦境に

    立たされている表現者のひとりですが、停まってばかりではいられません。

     

    3月28日(土)19時から初の有料でのオンライン・ライブをやりました。

     

    原酒店の「角打ち未満」でもオンタイムで中継しました。

     

    生憎の雨と外出自粛の呼びかけで寂しい店内でしたが、同級生の

    ラーズが「サクラ」で来てくれて一緒に楽しんでくれました。

     

    ちょうど福岡のテレビ局「FBS」の番組「めんたいワイド」が幸恵さんの

    取材をしていて、原酒店にも取材スタッフが来られました。

     

    ピアノとのデュオでアルゼンチンタンゴだけでなく、小学唱歌など

    誰にでも親しめる内容にして世界に配信しました。

     

    現在お客さんを集めてのライブの開催は難しくても、ひとつの可能性を

    示せたと思います。

     

    原酒店も微力ながら応援していきます♪

     

     

    そして「不要不急」の外出を控えた日曜日、映画を観に行きたかったの

    ですがそれを控えて午前中はジミロン君を「福岡ねこの病院」へ。

     

    野良生活で身に付けたものか、危機察知能力に優れたジミロン君は

    平日は始動する時間が違う僕とE子さんが同時に出かける用意をすると、

    「嫌な予感」がするようで机の裏側に隠れます。

    (猫にとって病院は恐怖以外の何物でもないようです)

     

    診察台に上では置き物のように固まるジミロン君。

     

    喉の炎症で先々週に何度も吐いたので病院に連れて行き、

    今回はその経過観察で、結果は幸い良好でした。

     

     

    今回紹介するのは実は昨年には入荷していたお酒です。

     

    お花見の時期に満を持して案内するつもりでしたが、こんな事態と

    なってしまってお花見はできないかも知れませんが、家飲みでも

    楽しめるユニークな造りのお酒「貴醸酒」です。

     

    陸奥八仙 貴醸酒(むつはっせん きじょうしゅ)

     

    青森県八戸市  八戸酒造

     

    原材料 米・米麹(華吹雪)  精米歩合 77%

    日本酒度 -25  酸度 3  アルコール度数  15度

     

    720ML   2550円(税込み 2805円)

     

     

    もう一度おさらい、そもそも貴醸酒とは何ぞや?

     

    〜一部資料から引用させてもらってます〜

     

    貴醸酒とは、日本酒づくりにおける「三段仕込み」の最終段階である

    「留仕込み(とめしこみ)」において、仕込み水の代わりに日本酒で

    仕込んだ日本酒のことをいいます。

     

    それゆえ、コストがかかっている贅沢な日本酒といえます。
    (三段仕込みとは3段階に分けて酒を仕込む

    日本酒づくりの一般的な製法のことです)

     

    甘くて濃厚でとろりとしていて上品な味わいが特徴的です。

     

    その原料は主に米・米麹・清酒で、税務区分としては普通酒となります。

     

     

    貴醸酒の歴史は意外と浅くて、1973(昭和48)年に国税庁醸造試験所

    (現在の独立行政法人酒類総合研究所)で誕生しました。

     

    当時の国賓の晩餐会では、海外から来るお客様をもてなすお酒は

    もっぱらフランス産のワインやシャンパンでした。

     

    なぜ日本の長い伝統ある清酒がこのような時に使われないのか?

     

    と疑問に感じた当時の国税庁醸造試験所の研究室長である佐藤信博士は

    「もっと高価な日本酒を造る必要がある。それには水の代わりに清酒を

    使用した清酒を造ってみよう」と考え、研究員らとともに開発。

     

    そして「貴腐ワインに比較されるタイプの高級日本酒」として

    『貴醸酒』と名付けられました。

     

    ちなみに、酒で酒を仕込む貴醸酒のつくりかたは偶然にも平安時代の古文書

    「延喜式(えんぎしき・927年)」に記されている宮内省造酒司による「しおり」

    と呼ばれる古代酒の製法と同じだったそう。

     

    昔の人が現代にも通ずる優れた知恵と技術を持っていたということです。

     

    ちなみに、貴醸酒というのは貴醸酒協会という40社ほどが加盟している団体の

    「商標名」であり、この協会に加盟していないと貴醸酒という名前を使用できないそうです。

     

    よって、未加盟の蔵の貴醸酒づくりのお酒には再醸仕込み・醸醸・三累醸酒などの

    名前が付けられています。

     

    貴醸酒はどうして甘いのでしょうか?


    日本酒は、麹の酵素がお米のデンプンを分解して糖に変える「糖化」と、

    清酒酵母がその糖を分解してアルコールに変える「発酵」を同時進行で

    おこなう『並行複発酵(へいこうふくはっこう)』というはたらきをします。

     

    次に、清酒酵母は糖を分解してアルコールに変える(生み出す)わけですが、

    この清酒酵母は、発酵が進みある一定以上のアルコール度数(22度程度)になると、

    自分で生み出したアルコールによって徐々に弱っていき死滅してしまうという

    性質があります。

     

    発酵がゆるやかになって最終的には止まってしまうということです。

     

    ここまではよろしいでしょうか?

     

    通常の日本酒は三段仕込みで水・水・水と仕込みますが、

    貴醸酒の場合は水・水・と仕込むため、アルコールが

    足されることになります。

     

    したがって、本来であれば分解するはずだった糖を分解する前に

    アルコール度数が一定以上に達してしまい、清酒酵母が弱って

    (もしくは死滅して)、発酵がゆるやかになる(もしくは止まる)のです。

     

    分解されるはずだった糖はそのまま多く残るため、結果として

    『甘くなる』というわけです。

     

    ものすごく省略して簡単にまとめますと、糖化のはたらきは変わらない、

    発酵のはたらきは仕込みで酒を入れることでゆるやかになる(もしくは止まる)、

    よって糖化のはたらきのほうが優勢になり、甘くなるということです。

     

    試飲してみました。

     

    ボリューム感のある口当たり。

     

    日本酒度-25と甘いですが、加糖ではなく米のデンプンが

    糖化してアルコールにならずに残った糖分なので「くどさ」が

    ありません。

     

    とはいえ、飲むシチュエーションを選ぶお酒だと思います。

     

    食中酒というよりもデザートやスィーツにバッチリ合う

    お酒に仕上がっていて好評です。

     

    貴醸酒をかけたバニラアイスを「角打ち未満」の

    メニューに加えてますよ!

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    コメント
    半隔離状態で袋搾りも蔵開き?もなんとか無事に済み、やっと休みが取れると思えば世間はとんでもない事に…未だにウェットティッシュが手に入りません(泣)。

    「不要不急」にならぬ様、幾らか準備して今月中にはなんとか「角打ち未満」参戦を!と企んでいます。

    …「四月馬鹿」ではありません。念の為(笑)。
    • 藏人もどき
    • 2020/04/01 1:22 AM
    蔵人もどきさん

    映画か小説の世界のような出来事が毎日繰り広げられ、内心うろたえるばかりの昨今です。

    酒屋がこれだけ売り上げを落としているのなら、
    蔵元さんも言うに及ばずですよね。

    「角打ち未満」は「3密」にならぬよう地味に
    やっていく予定ですので、遊びに来てください。
    • 2020/04/02 2:03 AM
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