芋の細道 令和元年 〜前編〜

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     11月3日の日曜日、5:30にアラームに叩き起こされて

    カーテンを開けると、まだ暗いけどまずまずの天気のよう。

     

    2年振りの鹿児島行きの朝です。

     

    張り切って行きたいところですが、実は今回の鹿児島行きを

    決めた時から懸念材料がひとつだけ…

     

    猫のジミロン君とチャチャイのお留守番の件。

     

    ジミロン君は2回ほど一泊のお留守番をした事がありまして、

    無難に過ごしてくれましたが、チャチャイは初めてなのです。

     

    餌の方は1日半の分量のカリカリを置いておけばいいとして、

    問題はトイレ。

     

    どちらも癖があって、おしっこもウンチもすぐに取ってあげなければ

    困った事態になるのです。

     

    ジミロン君はトイレが汚れたら我慢して、それにこちらが気づかなかったら

    キッチンのマットや僕の靴に粗相をするし、チャチャイの方は自分の分と

    ジミロン君の分まで猫のトイレ用の砂を掛けて掃除のつもり…

     

    が、掛けるというよりも、「お前は炭鉱夫かっ!」ていうくらい凄い勢いで

    砂を掻き出して、部屋中砂だらけにしてしまいます。

     

    お互いに専用のトイレがあるのですが、チャチャイはそれを無視して

    ジミロン君のトイレでも用を足します。

     

    それをジミロン君が嫌がるので、チャチャイの子猫時の小さなトイレを

    第3トイレとしてジミロン君の粗相防止用にしてますが、更に今回は

    万全を期して焼酎の五合瓶の12本入りの箱を低くカットして、

    ビニールを貼りその上に新聞紙を貼って、おしっこが固まる砂と臭いが

    出にくい砂をミックスしてを入れ「臨時第4トイレ」を設置しました。

     

    何日か前から「いい子にしといてね」と耳元で囁き続けましたが、

    悪童チャチャイの方はあまり期待できません。

     

    部屋を散らかすのは覚悟して、放火さえしなければヨシとしよう。

     

     

    6:30頃E子さんと自宅を出発しました。

     

    連休中ですが朝早いのでスムーズなドライブ。

     

    まず向かうは鹿児島市内。

     

    先発している「納豆すぱとちょい飲み焼酎 ずばばば」の

    松本夫妻と合流します。

     

    心置きなく焼酎を飲めるように松本さんの車はコインパーキングに入れ、

    こちらの車に乗り込み南下、桜島を左側に見ながら指宿に向かいます。

     

    お昼前、最初に訪問する蔵元さんは「利八」シリーズの吉永酒造さん。

     

    (今回は何度も訪ねているので蔵の外観はほとんど撮ってませんが、

    過去の「芋の細道」を参照していただければ見る事ができます)

     

    犬のクウタ君とお母様にご挨拶して仕込み蔵の中へ…

     

    イケメン若社長兼杜氏の吉永章一さんはリモコンを2つ手に持ち奮闘中。

     

    ドラムで米を蒸していました。

     

    芋焼酎の造り方をもの凄〜く簡単に説明しますと

     

    米を洗う→浸漬する→米を蒸す→冷まして麹菌を撒き混ぜ込む

    →三角棚(もしくは麹室)で菌を繁殖させる→出来上がった米麹に

    水と焼酎酵母を入れて5〜6日アルコール発酵させる(一次仕込み)

    →芋を洗う→傷や汚れが落ちない部分を包丁で取り除く

    →芋を蒸す→冷まして粉砕する→麹米の5倍の量の芋を加えて

    7〜8日アルコー発酵させる(二次仕込み)→蒸留する→

    蒸留した原酒を貯蔵・熟成させる→濾過・ブレンド・割り水等の調整

    →瓶詰め→出荷

     

    ざっとこんな工程になります。

     

    黒麹を混ぜ込んだ米を一定の温度・湿度で寝かす三角棚。

     

    翌日には黒麹が繁殖して黒くなります。

     

    創業以来の甕壷で米麹をアルコール発酵させる一次仕込み。

     

    タンクに移し米の5倍の芋を加えたばかりの二次醪(もろみ)。

     

    伺った時は蒸留工程の最後の方の「末垂れ」です。

     

    章一さんは「超」忙しいので、お母様としばしお話させてもらいました。

     

    吉永酒造さんは小さな小売店も併設しています。

     

    何十年前のものか定かでないサントリー「響」と「山崎」の限定品。

     

    今だったらいくらになるのかわかりませんが、マニアは涎ものでは
    ないでしょうか?(値札がないので多分非売品ですが)

     

    焼酎の変態レベルのマニアの松本さんは、ウイスキーにではなく、

    地元にしか流通していない「利八」に既に涎を垂らしていました(笑)

     

     

    吉永酒造さんを後にして知覧方面へ。

     

    途中、かつおの水揚げ港として知られる山川港近くの道の駅で

    おみやげを買って、目的地到着優先で昼食は車中食。

     

    途中、少しだけ寄り道。

     

    JR最南端の駅、無人駅の西大山駅。

     

    開聞岳をバックに松本さん(左)と。

     

    そして知覧醸造さんに到着。

     

    以前尋ねた時にはなかった商品展示コーナー。

     

    社長兼杜氏の森 暢さんは作業中で手が離せないので、奥様に兼業の

    茶畑に連れていってもらいました。

     

    知覧茶で有名な知覧の茶畑の大きなプロペラは、冬場の風のない朝に

    霜が降りるので、霜除けの扇風機だそうです。

     

    これが「知覧Tea酎」に実際に使用する一番茶葉です。

     

    こちらでも三角棚を開けてもらって…細長い米はタイ米です。

     

    白麹の一次醪(もろみ)。

     

    これはっ! 紫芋系の二次醪。

     

    原酒店では取り扱っていませんが「正木」になるのです。

     

    二次醪の温度が上がり過ぎないように芋を2回に分けて

    投入するそうです。

     

    フーゼル油が浮いている濾過前の原酒です。

     

     

    森社長と奥様に再開を約してお暇して、北に向かって

    20分ほど走ると好きな人には聖地である川辺町。

     

    「八幡」の高良酒造さんと「さつま寿」の尾込商店さんが

    昔から焼酎を造っている町です。

     

    10数年前から何度か蔵に伺っているにもかかわらず、

    覚えていてくれてるのか?取り引きする日が来るのか?

    皆目わからない高良酒造さん(笑)

     

    訪問したい旨の電話も「暖簾に腕押し」の反応だったので、

    失礼を承知で半ば押し掛けです。

     

    この日は半日作業だったようで、社長さんおひとりが事務所に

    いらっしゃいました。

     

    とはいえ、お会いしてお話すると焼酎同様

    誠実で実直な方なのです。

     

    少しだけ仕込み蔵の内部を見せてもらいました。

     

    こちらは反対側。

     

    いつ見ても整頓が行き届いていて作業の導線が見易く

    感心してしまいます。

     

    知る人ぞ知る高良酒造さんの湧き水を飲み、お暇して

    5分ほど走るとこの日最後の目的地。

     

    「さつま寿」「神座」の尾込商店さん。

     

    この日は川辺に宿を取っています。

     

       〜後篇に続く〜

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    コメント
    前編ドォ〜ムです。
    知覧さんの商品展示コーナー
    私がお邪魔した時も
    まだありませんでした。
    またいつかお邪魔し酔う・・
    ハイ!(笑)
    趣味として(焼酎)蔵巡りしていた頃と違い、今では「あれはどうしてこうなのか」「それはどうしてそうなのか」と思う事ばかりです(笑)。

    川辺町は何度か訪れていますが常に「歩き」でした、相変わらず観光協会にレンタサイクルはないのでしょうね(淋)。
    • 蔵人もどき
    • 2019/11/07 11:11 PM
    蔵さん

    事務所と杜氏部屋の間の土地に増築したそうですよ。
    奥様も元気で歯切れよく素敵な方でした。

    では後編をお待ちください^^
    • 原酒店
    • 2019/11/08 12:23 AM
    蔵人もどきさん

    ファンの頃と違って造り手になるとそうですよね。

    杜氏の皆さん、本当に温度管理に最新の注意を
    払っています。
    あと造りの部分は完璧でも、蒸留で全て台無しになる
    恐ろしさも語られてました。

    そして川辺町は車がないと厳しいですね。
    • 原酒店
    • 2019/11/08 12:30 AM
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