「南の島の貴婦人」「陽出る國の銘酒」…家飲みの冷凍庫に高濃度の黒糖焼酎を!

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     新型コロナウイルス対策支援の特別定額給付金(例の10万円)

    の受付けが始まりました。

     

    僕とE子さんはマイナンバーカードを持ってないので書類の

    郵送待ちですが、うちの両親はカードを持っているので僕が

    ネットで申請してみました。

     

    やってみて…こりゃ高齢者にはネット申請は煩雑過ぎる!

     

    パソコンでやってみたけど、結局ICカードリーダーが無いと不可能。

     

    個人宅にICカードリーダーなんてありますか?

     

    結局、足かけ2日かけてスマートフォンにて申請完了。

     

    次は事業者向けの持続化給付金の申請作業にかかります。

     

     

    これを書いてるのが5月3日(明けて4日)の深夜。

     

    緊急事態宣言が1か月程度の延長が正式に発表される前です。

     

    しかし今月一杯我慢すれば事態は収束に向かうのでしょうか?

     

    誰も知らない行先に向かっている列車に乗っている気分です。

     

     

    間違いないのは、これで原酒店の売り上げ激減状態が5月も

    続くのがほぼ確定したという事くらい。

     

    ため息ばかりついてても仕方ないので、まずは3月4月と変わらず

    今できる事をやるのみです。

     

    愛飲家の皆さんも家飲み続行確定ですよね?

     

    こちらもブログ更新の頻度を上げて、スーパーや量販店にはない

    おすすめの家飲みのお酒を案内していきます。

     

     

    現在発売されている雑誌「dancyu」のムック本「読本 本格焼酎。」

     

    世界の蒸留酒の中の本格焼酎という切り口になっていて、焼酎ブームが

    過ぎた後の「焼酎新時代」を切り開いて、新たなファンを開拓していこう

    という意欲が感じられる一冊になってます。

     

    家飲みのお供にいかがでしょう?

     

    最後に近いページに奄美群島の黒糖焼酎の小さな特集があります。

     

    今回は黒糖焼酎の案内、それも飲食店にはあまり置いてなくて、

    主にバーとかで飲めるアルコール度数の高いものを家飲みで

    楽しんでもらって、すこしでもstay homeを充実したものに

    と考えています。

     

    高濃度のお酒が苦手な方は単に読み物として眺めてください(笑)

     

     

    以前も記しましたが、おさらい的に奄美群島の黒糖焼酎とは…

     

    黒糖は奄美群島(沖縄もですが)の特産品で、昔から泡盛や黒糖酒を

    造っていたそうです。


    終戦後の1946年(昭和21年)から1953年(昭和28年)
    までアメリカの占領下におかれ、その間黒糖を本土に

    移出できませんでした。

    米が足りなくなり泡盛は造らなくなりましたが、
    余剰品となった黒糖で蒸留酒を造ってました。

     

    サトウキビが原料の蒸留酒では「ラム」が有名です。
    ラムは酒税法上「スピリッツ」になり、焼酎よりも

    酒税が高くなります。


    日本に返還されてから、これまでの実績が考慮され
    「米麹」を使うという条件で、奄美群島だけ特例で
    ラム(スピリッツ)よりも税率が安い「黒糖焼酎」が

    認められました。

     

    酒税法で焼酎の発酵の原料に「糖類を使用してはならない」

    とあるので、上記の経緯から奄美群島だけの特例なのです。



    「米麹」を使う為、麹由来のまろやかさやコクがあり、
    「ラム」とは違う黒糖焼酎の個性になってます。

     

    黒糖焼酎を飲まれた事がない方は、イメージ的に「甘い」と

    思われるかも知れません。

    実際には、発酵中に糖分は酵母の栄養分となるので、甘みが

    減少してゆきます。

    さらに蒸留するので、他の焼酎と同じく糖質はゼロなので

    スッキリとした飲み口です。

    銘柄によっては辛口もあるんです。

    もちろん黒糖由来のコクのある甘い香りは残っています。

     

     

    で、今回紹介するのは喜界島の朝日酒造さんの2銘柄。

     

    代表銘柄は「朝日」、25度と30度があります。

     

    地元・喜界島では伝統的に30度が愛飲されているそうです。

     

    地元では「夏でもお湯割りで」が多いそうですが、水割り・

    ロック(特にクラッシュアイスは絶品)・ソーダ割り…

     

    コクはあるけどクセはないので、どんな飲み方でも美味しくいただけます。

     

    あと、この蔵元さんというか喜界島の特徴は「水」。

     

    奄美群島でも喜界島・与論島・沖永良部島は珊瑚礁が隆起してできた島で、

    石灰質が多い土壌です。

     

    地下水もミネラル分を多く含んだ硬水で、仕込み水・割り水も硬水になります。

     

    アルコール度数25度の焼酎だったら75%は水、30度だったら70%は水ですから、

    焼酎の味わいに水は大きな役割を果たしています。

     

    有名な「灘の宮水」も中硬水ですが、ミネラル分が多いと酵母が活動し易く、

    アルコール発酵がスムーズに進むそうです。

     

     

    そして主原料の黒糖は焼酎の原料の中で一番高価です。

     

    その黒糖の元になるサトウキビは、地域振興策で沖縄産が一番安価なので

    多く使用されていますが奄美産、そして喜界島産も使用しています。

     

    朝日酒造さんではサトウキビを自社栽培し、自社製糖もしているので

    その収穫から工程の画像をいくつか紹介します。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こうして出来上がった黒糖を再び熱で溶かし、一次仕込みで

    アルコール発酵させた米麹に加えます(二次仕込み)。

     

    二次仕込みでアルコール発酵を終えた醪(もろみ)を蒸留しますが、

    水とアルコールの沸点の違いで、蒸留の最初のほうはアルコール度数が

    70〜80度の非常に高い液体(焼酎)が垂れてきます。

     

    これを初垂れ(ハナタレ)と呼びます。

     

    酒税法上、焼酎はアルコール度数45度以下に規定されているので、

    (しれ以上の度数はスピリッツに分類され別の製造免許が必要です)

    ギリギリ45度以下に割り水されたものが商品化されています。

     

    南の島の貴婦人

     

    鹿児島県大島郡喜界町 朝日酒造

     

    原材料 黒糖(沖縄産・奄美産)・米麹(タイ米・白麹)

    アルコール度数 44度

     

    300ML 2000円(税込み2200円)

     

    割り水してアルコール度数を45度以下にしますが、

    鮮烈な香りと舌触りが楽しめるのは変わりません。

     

    冷凍庫に入れてもアルコール度数が高いので凍りません。

     

    それをグラスに注ぐとピュアな黒糖の香りと、水分は半分凍って

    ますのでトロリとした何とも言えない感触が楽しめます。

     

    現在はお休みしている週末限定「角打ち未満」でも冷凍ストッカーに

    常時入れていて、いつでも楽しめるようにしていますが、ご家庭の

    冷凍庫でももちろんできます!

     

    酒名「南の島の貴婦人」の由来のオオゴマダラ蝶。

     

    オオゴマダラ蝶はマダラチョウ科で、羽には白地に黒のマダラ模様、

    羽を広げると15センチメートルもある大型の美しい蝶で、優雅に舞う

    姿から「南の島の貴婦人」とも呼ばれています。


    喜界島が北限と見なされていて、町は「オオゴマダラ保護条例」を

    制定して保護しています。

     

     

    朝日酒造さんは上記のように1999年からサトウキビの自社栽培を始め、

    収穫したサトウキビを製糖し、仕込んだ焼酎の原酒がこれです。

     

    陽出る國の銘酒(ひいずるしまのせえ) 2001年ヴィンテージ

     

    原材料 黒糖(喜界島産)・米麹(国産米・白麹)

    アルコール度数 出来高(44〜41度)

     

    360ML 2857円(税込み3143円)

     

    陽出る国(ひいずるしま)とは喜界島が奄美群島の一番東に位置し、

    最初に朝日が昇る事を意味しています。

     

    「せえ」とは「酒」の喜界島の方言です。

     

    今回案内する分はその自社産のサトウキビを最初に使用した

    2001年ヴィンテージです。

     

    原酒を5年間熟成させ瓶詰して、更に瓶内熟成が進んで

    いますので19年古酒になります。

     

    トロリとして高度数のアルコールの刺激をほとんど感じさせません。

     

    飲み方としてはチェイサー(水)を横に置いてのストレートと、

    上記の冷凍庫に入れたパーシャルショットをおすすめします。

     

    ウィスキーにチョコレートが合うように、黒糖焼酎には

    当たり前ですが黒糖が最高に合います。

    >>ホームページ掲載商品のオーダーについてはこちらをごらんください。



    コメント
    野性味のある銘柄が減った代わりに黒酎にも荒濾過が
    出てきたのはうれしいですね。
    世界に誇れる洗練されたスピリッツだと思います。
    • 2020/05/08 11:25 AM
    wさん

    確かに黒糖焼酎は香りといい味わいといい
    かなり洗練されてますね。

    ラムと違い米麹を使っているので同じようには
    いきませんが、色んなカクテルベースにも
    使えますよね!
    • 原酒店
    • 2020/05/08 12:35 PM
    コメントする








       

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